「漫画と違って深く考えずに見れる」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN rollcheeseさんの映画レビュー(感想・評価)
漫画と違って深く考えずに見れる
漫画は全巻読んでいます。
個人的にはとても好みの実写映画化。無駄がないなと思いました。全てあのラスト、エレンの駆逐してやる!に持って行くための一時間半だったのでしょう。
人物描写も分かりやすく作り直されていて、エレンは特に観ている側にとって分かりやすい人物に変わっていたと思います。みんな良い感じにダメです。でも分かりやすいです。行動理念が単純です。
ストーリーに関しても、登場人物たちが喋りすぎず、物語の伏線もあからさまなので、深く考えずに見れます。原作はそれこそ謎ばかり、何かが解き明かされたと思ったら更に謎につなげていくスタイルなので、ついていくのが大変ですが、映画はそのあたりをとてもスタイリッシュ?コンパクト?にしてくれていて、大衆向けになっているなと感じました。
原作が悪いとかではないです!ただ良い感じに差別化されているなと感じたのです。
個人的に一番好きなシーンは、序盤の巨人襲撃のシーンですね、怖かったです。適度にグロくちょうどいい感じに悪趣味で、監督が表現したかった進撃の世界はこれなのかなと思いました。私も進撃で好きな部分は巨人の悪趣味さだったので、強調されていてグッドでした!
アクションは、まあハリウッドとかと比べたらね、でもこれは仕方ない。立体起動装置はもう少しがんばって欲しかったかも!くらい?仕方ないにしてもアップ多かったので。
私はとても楽しめたのですが、楽しめなかった人もいるだろうなとは思いました。漫画の進撃の巨人のミステリアスなストーリーやキャラクターに思い入れのある方にとっては地獄なのかもね。
ただ漫画にそれほど思い入れもなかったり、巨人がめっちゃ人間食ってる!でも人間だってがんばる!でも食われるやべえ!という理不尽な世界観が好きで漫画を読んでいた方なら観て面白いと思います。
登場人物の名前変えて上映していればもっと評価高かったのではないかなあ。惜しいなあ。
後編も楽しみにしています。