オーメン(1976)のレビュー・感想・評価
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色んな意味で「古典的」ホラー作品でした
1976年公開のホラー映画『オーメン』は、「悪魔の子」というテーマを真正面から描いた作品として今なお語り継がれる名作です。
外交官ロバートと妻キャサリンの家庭に訪れる“静かな崩壊”は、派手な演出に頼らない分、日常の中に忍び寄る恐怖をよりリアルに感じさせます。
ダミアンという少年の無垢な笑顔の裏に潜む“何か”を、観客は最後まで確信できない──その曖昧さがこの映画の最大の魅力です。
ジェリー・ゴールドスミスの荘厳な音楽、ローマやロンドンを舞台にした重厚な映像美、そして「666」の刻印という象徴。
どの要素も、70年代ホラーの持つ宗教的・終末的な不安を巧みに形にしています。
家族愛、信仰、運命――テーマの深さは今観ても色あせません。
ただ、ひとつ正直に言うと……
あの“あるシーン”での衝撃描写、よく見ると人形が丸出しで、思わずクスッとしてしまいました。
当時の技術の限界とはいえ、今の私たちの目にはちょっと可愛く見えちゃうかもしれません。
悪魔の子供という物語設定がとても面白くて、怖さを十分に楽しめた
リチャード・ドナー監督による1976年製作のアメリカ映画、原題または英題:The Omen、配給:20世紀フォックス映画、劇場公開日:1976年10月。
1976と随分昔の映画だが、悪魔の子ダミアンという設定がゾクゾクとさせられて、実に面白かった。多分脚本がよく出来ているのだろう。
ダミアンの父親役が、名優グレゴリー・ベックというのも驚かされた。グレゴリー・ペックはダミアンを殺そうとしたが逆にいのちをおとし、ダミアンは最後しっかりと生きているオチも、お見事。4歳の子役が演じたらしいが、ダミアンがとても怖ろしく感じさせられたのは監督の腕が確かということか。
監督リチャード・ドナー、製作ハーベイ・バーンハード、脚本デビッド・セルツァー、音楽
ジェリー・ゴールドスミス。
出演
ロバート・ソーングレゴリー・ペック、キャサリン・ソーンリー・レミック、ジェニングスデビッド・ワーナー、ミセス・ベイロックビリー・ホワイトロー、ダミアンハーベイ・スティーブンス。
忘れない為にレビュー
古典名作ホラーの金字塔オーメン。エクソシストと並ぶ不朽の2大名作悪魔やばい系。
やっぱどんどん周りが死んでいって最後に悪魔の子ダミアンだけが生き残るのは胸糞展開過ぎて最高。ただダミアン役の子が可愛すぎて恐怖半減。
カメラマンの首チョンパがちょい雑で笑った。あと最初の乳母さんの首吊りは逆に雑さがいきててリアル感が出てた笑
二番目の乳母ベイロックさんが名俳優。ミザリー並み。
やっぱ胸糞や主人公死ぬやつとか後味悪い系の映画は一番面白い。
0119 リーレミック早よ逃げろ 服が引っかかって、ってボケてる場合と違うぞ
1976年公開
ジェリーゴールドスミス作曲アベサンターニの
おどろおどろしい旋律から始まるサタン降臨祭が
リチャードドナーの名をとどろかせる。
グレゴリーペック、リーレミックといった名優を
配置する豪華な布陣。
カメラマンの撮った写真予言のとおりに
飛び降り自殺する
避雷針が貫く
首ちょんぱする
怪しい家政婦を演じるビリーホワイトローがさらに
恐怖を引き立てる。
ダミアンは全く無垢にみえるので余計に怖い。
まったく無駄のない演出。
オカルトブームの決定打にふさわしい出来でした。
95点
初鑑賞 1976年10月27日 阪急プラザ劇場
パンフ購入
けっこう面白い
大昔テレビ放送で見た切りで、2の方が面白いと思っていたのだけど、改めてDVDで見るとけっこう面白い。特にクライマックスで乳母のおばさんとお父さんが素手で殺し合うのが本気を感じさせるドンくささで怖い。
里親映画でもある。実子を殺されたか何かで奪われて悪魔の子を与えられるなど恐ろしいし、嫌だ。
2024年に『オーメン:ザ・ファースト』が公開されたが、1976年...
2024年に『オーメン:ザ・ファースト』が公開されたが、1976年の『オーメン』とのセット映画だと感じて再鑑賞。3回目の鑑賞だが驚く程内容を覚えてなかった。低予算映画だがグレゴリー・ペックが出演の大ヒット映画だった。
今作の大ヒットで後に『スーパーマン』(1979)を撮ったリチャード・ドナー監督の『オーメン』の恐怖の秘話は有名だ。
意外とサブスクに無く、円盤のレンタルとなったがレンタルBDには特典もあって監督の話や未公開シーンが有るが、福岡市の蔦屋六本松店は2024年4月10日がレンタル終了となり、その後ただの本屋さんになる。その最後のレンタル円盤の1つとなった作品。
関係ないが私が高校生の頃に通ってた福山市のBAR「HOT CORNER」(今は無い)でマスター達と良くスタッド・ポーカーをやっていた。スリーカードの手札で一番強いのは通常AAAだが、このBARでは特別ルールで666がスリーカードで一番強く「ダミアン」と呼ばれてた。
タイトルなし
シリーズは1〜4とリメイクまで観ているがファースト鑑賞前のオサライとして1作目だけを観返した。
悪魔の子ダミアンは初見前から知っていたけれど何かの拍子で人間の世界に産まれてきた程度にしか思っていなかったから、極一部ではあるが人に望まれて産まれてきた子だった事には衝撃を受けた。
写真に映る影や山犬から産まれた設定など禍々しくも神秘的で素敵。不気味な歌声も好き。
今更ながらの感想を書くよシリーズ!
親側の狂気。
ドナー監督の出世作にしてオカルトの嚆矢
45年前にこれですよ‼️満点に決まってます
45年前‼️
あらためて確認したら、1976年公開なんですね。
(本当はレビュー666本目で見るはずだったのに、せっかちなもので、待ちきれずに借りてきてしまいました。)
今はホラーとか悪魔系をかなり見慣れていることもあり、2021年のこのタイミングで、怖くてたまらないということはさすがになかったけれど、いや凄かった。
ダミアン自体が能動的にしたことといえば(あの自転車の暴走もまだ乳母の差し金レベル)、ラストに振り返って不気味な笑顔を浮かべたことくらいですよ。
それであの迫り来る恐怖を感じさせるのですから。
ほぼ同時期の映画をあげるとこんなラインナップ。
大統領の陰謀
ロッキー
犬神家の一族
風立ちぬ(もちろん宮崎駿監督じゃなくて、山口百恵さんと三浦友和さんのほうです)
キャリー(シシーのほうです、モレッツさんはまだ両親が出会ってすらいなかったかも⁈)
タクシードライバー
デニーロもスタローンもレッドフォードも年を取るわけだ。どの作品もリアルタイムでというより、映画を見始めて何年か経ってから、VHSのレンタルビデオや神保町あたりで購入した中古で見た作品ばかり。今、思えば、この辺りの作品を過去の名作として勉強させていただき、そこからスピルバーグやルーカスにこれらの作品とは更にまた違う衝撃を受けてきたのだなぁ、ということを思い出しました。
悪魔は血と争いが好きで、人間を戦わせようとする。
だから、政界の人間を狙い、成り代わろうとする。
そんなふうに神父かエクソシストの人が言ってましたが、
予言好きな人が見たら、
『この映画はトランプ大統領の誕生を予言していた。』
と言えなくもないかもしれません。
リメイクを観てから改めて再鑑賞すると・・・ストーリーがわかりやすい
みんなが666にはまりこんだ
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