「バルボッサ」パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
バルボッサ
このシリーズの面白さは海を舞台にした大冒険と迫力のある映像、そして子供心くすぐる多彩な仕掛けに道化師の様でやる時はやるジャック・スパロウの魅力だと個人的には思ってます。
冒頭から興味のそそられる展開で、少年が石を足にくくりつけ海に飛び込んだ時は何をするのかと思ったが、、、
ダッチマン号が浮上するとわかってなければ下手したら片道切符なので、その勇気と行動力は見事、それがウィルの息子だとわかって妙に納得でした。
銀行強盗のシーンも建物ごと引きずりまわすなんて、、、(笑)
その発想が好きですし面白い。
普通ならないわぁって思うんですがジャック・スパロウだから受け入れられる所があります。
処刑台のシーンも普通なら緊迫するシーンなのにスパロウにかかるとコメディに早変わり。
あのシーンはギロチンがクルクル回って首に刃が迫る度に笑ってました。
映像も見事でしたでね、魔の海域のサラザールとその部下たちの出で立ちや船の戦い。
若き日のスパロウもかっこよく、急旋回は目を見張るものがありました。
結構似てたので、てっきりCGか何かでジョニー・デップの映像を加工してるのかと思ったのですが若手の俳優さんが演じているようですね。
そして何よりバルボッサ。
彼にこんな物語が待っていたとは、、、
個人的には今作はスパロウがアシスト役で彼が主人公だった気がします。
カリーナを助ける、バルボッサの行動にうるうる来てしまいました。
カリーナは可哀想でしたね。
命懸けで逃げている最中に真実に直面して、きっと整理しきれぬままだったろうけど目の前で父親が逝ってしまうという。。。
カリーナが最後に私はバルボッサだと言った時の表情が素敵だったな。
怒涛の展開の連続で2時間強の作品でしたが飽きることなく最後まで観れました。
この作品だけ見ても面白さは伝わると思いますが、過去の登場人物も出ているので過去作品も観た方がより楽しめると思います。
宝箱を開けたようなドキドキワクワク感が詰まった、大人も子供も楽しめる作品でした。