「六作目のジャックに期待」パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 きけんうさぎさんの映画レビュー(感想・評価)
六作目のジャックに期待
ディズニーシーのイベントから惹かれ、1~4を鑑賞後に2D吹替で観ました。
良かった点…やはりバルボッサ親子でしょうか。巨万の富を得てもなお海賊で居続けたヘクターが、最期に手に入れた最高の宝。一方のカリーナも1冊の手帳を元にまだ見ぬ父を愛し、追い続けた。「海賊はつらいな、ヘクター」というジャックの台詞がよく染みますね。もっと早く出逢っていれば…
しかし、今回のヒロインはエリザベス、アンジェリカとは違い知性が売り。カリプソのように魔術が使えるわけでもなく、新しい試みとも言えますが、バリッバリの戦うヒロインもちょっと見たかったところ。
微妙だった点……ジャックですね。1作目のキレがないのは皆さんが仰る通りなのですが、3作目で蘇った直後も妄想など本調子じゃない時があり、そこから復活しているので…まだ希望はあると思いたい。
4作目以降、ジャックの目的が薄くなり、他人の目的に便乗してついでに解決する感じが濃くなったのも一因だと思います。
しかし、それにしても今回はジャックの活躍が少なかった!!最後にポセイドンの槍を壊したのも違う、その場所まで案内したのも違う…強いて言うならヘンリーの目的を手伝うことですが、道中でバルボッサ親子にスポットが当たったことでそれも薄れます。因縁の敵であるはずのサラザールも自らの手では倒していませんし。
ジャックの活躍は最後ヘクターに剣を渡したぐらいでしょうか…?
今後への期待点…今作の最後でジャックは再びブラックパールの船長となり、ようやくいつもの誇りを取り戻した雰囲気だったので、6作目ではまた飄々としているが頭が切れ、アクロバティックなジャックが見れることを期待しています!若ジャックのシーンを見るに、今の監督と脚本家でもあの頃のジャックは再現できそうですし。あ、あと幽霊として助言役でいいからバルボッサ出てこないかな〜…(´・ω・`)