「まだまだいける。」パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
まだまだいける。
本シリーズも5作目。そろそろ飽きがくるところだが、うまく乗り切った。
ヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリのコンビ監督の演出を、多少は心配していたのだが、それは杞憂であった。
大英帝国が前にもましてまぬけなのが痛快だ。海に出てきてジャック(ジョニー・デップ)を追いかけてもそんな感じなのか、というのがおもしろい。
バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)の役柄がこれまでと相当変わっていた。ジェフリー・ラッシュはなぜこのシリーズに出続けるのか少し疑問だったのだが、ちょっとわかった気がした。
海賊と魔女と臆病者を処刑するという冒頭のシークエンスこそ、ジャック・スパロウらしさを前面に出していたが、中盤から後半、ジャックらしさは薄くなり、その分ジョニー・デップのうまさが際立つという皮肉な状況になっていった。
思った以上に良かったので、6作目もありかと。
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