「世界観や映像美を楽しむ作品。映画館で見ないと魅力半減かも。」パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 デイ子さんの映画レビュー(感想・評価)
世界観や映像美を楽しむ作品。映画館で見ないと魅力半減かも。
昨日は、ついに「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」の公開初日でしたね!早速、公開初日にレイトショーで見てきました。
いつもこの時間帯ではガラガラの映画館ですが、映画の日(毎月1日)&土曜日ということも有ってか、いつもより沢山の方が訪れていました。
もしくは、期待値の高さを伺わせる集客力という事もあるのかもしれませんね。事前に予約で席を取っている人も多かったようです。
本作は、ストーリーというより・・・ジャック好き、海賊好き、世界観などを楽しむための映画だと思っています。だって、シリーズにしては毎回、設定が色々と唐突というか後付したって感じだから(笑)過去の作品もそうだったのかな?もう思い出せない(笑)3部作だっていうのを、4作目、5作目も作ってるから仕方がないのかな?私が考え過ぎでしょうか(苦笑)
逆を言えば、シリーズの途中から見ても楽しめる映画かもしれないね(・∀・)
そう言えば、色々と言っておいてなんだけど、実は4作目を見ていないのに前日に気づいて、当日の昼間に慌てて見ました(^_^;)
4作目と今回の映画を見終わってから「あれ?」このモヤモヤ感は何だろ~?と思っていたら、1~3作品までの監督とは別の方に変わっていたんですね。納得!
シリーズの第5弾ともなると、マンネリ感は否めないのかなぁ。冒頭で、なかなかジャックが出てこない感じとかもね(笑)結構な時間、出てこなかったよ(笑)
シリーズを通して出演しているキャラクター以外にも、ジャックを恨んでいるサラザール、ウィルの息子のヘンリー、バルボッサの娘のカリーナなどなど新キャラも登場。あと、ウィルとエリザベスの贅沢な登場の仕方にちょっと驚き(笑)
しかし、今回の敵のサラザールの逆恨み具合が、何だかカッコ悪い・・・と思ったのはわたしだけ?(茶目っ気も、同情できそうな過去の描写が無く、ただ単に性格悪そうな役柄だったからムカついてるだけかも笑)
ジャックもどれだけ恨み買ってるんだよ~って(^_^;)と言うか、このワンパターンを五作目までやるー?どうせなら、過去の悪行での恨みじゃなくて(もうお腹いっぱい)、現行で恨み買っちゃう話にしちゃえばまた違った切り口だったんじゃないかな(笑)
全体的に無駄だなと感じるシーンも多々あったので、それを削って、シリーズの貢献者である(個人的にはもう一人の主人公だと思う)バルボッサの最後についてもう少し描写が有っても良いのではないかと感じました。と言うか、やるべきだったと思う。あっけなくって悲しかった。
今回は笑えるシーンもあるには有ったけど、少し弱かったかなぁ。劇場にはいつもより人が多かったにも関わらず、笑い声が思わず出てしまってワッとなる瞬間がありませんでした。
とは言え、全体的には豪華な演出やCG、出演者に圧倒され、見ごたえはバッチリな映画でした(^v^)
よっぽど大きなテレビじゃないと、映像の壮大さや美しさが半減してしまうので、ぜひ映画館で見て欲しい作品です。