「よく整理された脚本とハビエム・バルデムのおどろおどろしさ。」パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 MPさんの映画レビュー(感想・評価)
よく整理された脚本とハビエム・バルデムのおどろおどろしさ。
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万能の秘宝"ポセイドンの槍"を巡るジャック・スパロウVS海の死神サラザールの攻防を主軸に据えた上で、ウィル・ターナーの息子や女性天文学者やジャックの宿敵バルボッサが枝葉として躍動する。よく整理された脚本はこの種のイベントムービーにありがちな散漫さを払拭し、海洋活劇としては「十戒」を彷彿とさせる"大海割り"のクライマックスに向けてアイディアを小出しにしていく。結果、あまり期待値が高くなかったロングシリーズの最新作は、いい意味で予想を裏切る程よく派手で引き締まった構成になっている。最大のサプライズは、もはやこの分野では悪役専門になってしまった感があるハビエル・バルデムが、CGIの力を借りず、一瞬白塗りの素顔で登場する場面のおどろおどろしさ。彼の前ではジョニー以下、再集結したオリジナルキャストも若干影が薄い気がするくらいだ。
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ヨシさんのコメント
2017年7月27日
おサルのジャックがバルボッサ船長からジャック・スパロウ船長に傅くところが海賊らしい潔さだと感動しました。エンドロール後のサービス映像で、フジツボだらけだったあの人が忍び寄ってきたということは続編あるんでしょうかね。