劇場公開日 2013年4月26日

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「1〜3で「成長の物語」であり「行って、帰る物語」でもある本作。」アイアンマン3 みっくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.51〜3で「成長の物語」であり「行って、帰る物語」でもある本作。

2024年12月17日
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監督が1,2のファブローから、「リーサル・ウェポン」の脚本で知られるシェーン・ブラックに交代した本作。
1〜3を通してみると、「スタークの成長」が描かれているのが分かる。
平たく言えば「クソ野郎」からペッパーを愛し、我が身を犠牲にして世界を守ろうとする男に。
しかしその負担、重圧が彼を蝕んでいくが、最終的にはその重荷を下ろすところまでを描く。
要は1〜3をあわせ「行って、戻る物語」ということ。
(結局3のラストがなかったことになり、アイアンマンに戻っているのは御愛嬌だ)

あと、映像的には、従来の「2次元」ではなく、高さを加えた「3次元」になっているのは良い。
飛行機から落下するヒトを助けるシーンとか、ラストの港での戦闘シーンとか。
あと、スーツがなくとも「アイデンティティが保てる姿」を描いたのも良かった。「ありのままで」ではないが、「スターク=アイアンマン」ではなく、「スターク=スターク」だぞ、と。
そういう意味でも1〜3で「成長」を描いた作品として、上手く完結させている、と思う。

みっく