「続編の甘い罠」REDリターンズ arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
続編の甘い罠
一作目がヒットしたからこその続編ではあるのだが、陥りやすい安易な作り方として、世界中を舞台に忙しなく移動し、豪華なキャストを集めるというのが陥りやすい罠だと思う。
本作も御多分に洩れずその罠にはまっている。
注意力がないせいなのか、冷戦時代の極秘作戦を巡る対立軸が今ひとつ分かりにくかったり(ゴードンはCIA?彼の立場がよくわからん)ストーリー展開はご都合主義だったり、強引だったりするのが残念。
このチームの中で唯一の素人サラ(メアリー・ルイーズ・パーカー)をどう活躍させるのかというのは、このシリーズの結構重要なポイントだと思うのだが、今回はちょっとやり過ぎた感あり。
序盤FBIに拘束され襲撃されたフランク(ブルース・ウィリス)のアクションシーンとか、ゴージャスに着飾ったヴィクトリア(ヘレン・ミレン)が機関銃を撃ちまくるシーンとか、ライフルを構えるヴィクトリアの脚がセクシーだとイヴァン(ブライアン・コックス)が愛でるシーンなど好きなところも多々あるだけに、ストーリーをもっときっちり作って欲しかった。
イ・ビョンホンが意味なく半裸になるのは、やたらと平均年齢が高いキャストの埋め合わせ?
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