「コレジャナイ感がプンプンする残念な作品」009 RE:CYBORG X32さんの映画レビュー(感想・評価)
コレジャナイ感がプンプンする残念な作品
なんか、高評価を付けている方をチェックすると、なぜか本作ではじめてレビューされる方が多いですね…(^.^;
神山監督と原作のファンなので先行上映会に行ってまで観てきました。
レビューを書こうかと思ったらすでに本サイトのKZ様が
素晴らしいレビューをされていましたので、そちらも参考にされるといいと思います。
この作品を見終えた感想は、「レンタルDVDが一番」だと自分は感じました。
絶対に原作を知らない彼女などを連れて、
デートとかで行かない方がいいですよ。
ぜったい引かれます(^.^;
やはり、原作者ですら終わらせなかった作品を
他人がどうこうすることって、できないんじゃないでしょうかね。
無理を無理で塗り固めて、とんでもないことになっていました。
フランソワーズとジョーの絡みは大人の恋愛を感じさせます。
神山監督、恋愛のスキルが上がったのでしょうかね。
ただ、ちょっと見方を変えると本作のフランソワーズは、いまどきの
言葉で「ビッチ」として描かれているようにも思えます。
原作からのフランソワーズファンは辛いでしょうね。
加速装置の演出もイマイチなんですよ。
ぜんぜん加速感がなくってね。
ちゃんと奥歯を噛んでるのかな、とか。
ストーリーですが、神が敵という突飛な設定のみならず、
中学生の主張のような独りよがりのシナリオが、
観客を取り残して加速していきます。
いまさら人間愛で世界を救うとか、勘弁して欲しいです。
この作品を観てしまうと、009ってオワコンなんだと
感じさせられ、悲しくなりました。
観るんじゃなかった。
神山監督のファンだったので、ダメージが大きかったのですが
それより何より、本作の興業不信で次回作を作らせてもらえるのか?
またこの作品の失敗により、心が折れてあらぬ方向に
進まないか、それが心配です。
多くのクリエイターがそうであるように、
才能には限りがありますからね。
怖いですね。
神山監督には今回の失敗を糧に
はい上がってきてほしいです。
がんばってください!
星一つは、迫力のあるサウンドに差し上げます。