劇場公開日 2012年11月23日

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「3人格を演じ分けるダニエル・クレイグ」ドリームハウス 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.03人格を演じ分けるダニエル・クレイグ

2022年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2011年。監督:ジム・シェリダン
結論として面白かったです。
一家惨殺事件をテーマに、一人だけ生き残った父親(ダニエル・クレイグ)。
その惨殺事件の真実を明らかにする映画です。

前半と45分後の後半で、驚愕の展開をみせます。
「シックスセンス」で使われたテーマと言えば、お分かりでしょう!!
「死者」と「生者」
「死者」が誰で、「生者」は誰なのか?

郊外の一軒家に越してきた一家。
作家の父親。美しい母親(レイチェル・ワイズ)、娘たちは天使のような姉妹。
題名の「ドリームハウス」が示すように、幸せそのものの一家です。
ところがその家は5年前に凄惨な殺人事件の舞台となった「家」だったのです。

ダニエルの変貌ぶりが見事です。
サラサラの金髪で青色の眼のナイスガイ・・・が、
2人目はオールバックに髪を撫で付け、眼をギラギラと血走らせ凶暴そのものです。
そして驚愕の真実が明らかに・・・。
そして3人目は落ち着いて静かに謎と向き合う男。

隣家の主婦(ナオミ・ワッツ)の手助けで、紐解かれる真実は???

ラストが意外とありきたりで衝撃がなかったのが、やや残念です。
ダニエル・クレイグは「007」のボンドとして、アクションがなくても、
十分に演技派なのがよく分かりました!!

琥珀糖