「不幸な事件」ドリームハウス あさりさんの映画レビュー(感想・評価)
不幸な事件
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まず第一に、これはホラーではない。
‘‘ドリームハウス”に住む、ごく普通の幸せな四人家族に起こった不幸な事件。
そしてその後、残された父親に起こった悲劇を様々な視点から描いた作品。
映画としてはやっぱり、これを‘‘ホラー”として売り出すことで、シックスセンスやアザーズ的な大どんでん返し作品としたかったのだろうけど…
たしかに、言葉通りの大どんでん返し。
中盤でダニエルクレイグがおかしかったんだ、みたいなどんでん返しがありつつ、最後に真実が語られるというのは、少し他と差別化を図っていて好感。
ただ、中盤でのどんでん返しのオチは、ちょっと無理があるような気が……
レイチェルワイズから子供たちまでみんな幻覚でした、っていうのはあまりに雑かな〜
ここまでくると、もう何でもありじゃん!ってなっちゃう。
アザーズの時は感じなかったんだけど。
…ダニエルクレイグたちの一家が、あまりに幸せそうだったからかも。
あの笑顔が全部主人公の幻覚だったと言われても、受け入れるのは中々難しいでしょ〜
それに間違えて殺されただなんて家族が可哀想過ぎる。しかも犯人に仕立て上げられるだなんて、主人公があまりに不憫。
映画としては面白かったけど、救いようのない、悲しい事件の話でした。
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