「粋。」幕末太陽傳 Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
粋。
初見。
落語「居残り佐平次」が下敷きなのを(今更)知って鑑賞しました。
アタマに昭和30年代・品川の映像が挟まれていて、あれ?江戸の話じゃないの?、と思いましたが、枕だったんですね。
佐平次がとにかく'粋'。寄席で聴いていたのがそのまま飛び出してきた感があります。嫌味を感じない、その語りっぷり。よっ!江戸っ子!です。
昭和に作られたフィクションなんだけど、いや、なんか人間って変わんないなぁ、と。
男はスケベで馬鹿で、女はいつの世も一枚上手で。その変わらない様、身につまされると同時に、そんな自分すらも笑っていこうや、と勇気づけられた気がします。
寄席にも行きたくなる一席でした。
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