「シャーロック・ホームズ、アクション全開!」シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム ふぃあっとさんの映画レビュー(感想・評価)
シャーロック・ホームズ、アクション全開!
3/5の試写会で観てきました。長文失礼します。
ロバート・ダウニーJr.主演「シャーロック・ホームズ」シリーズは、コナン・ドイル原作を思い出さずに観るにかぎる。
パラレルワールドのシャーロック・ホームズを観ているかのようで、好きな作品。続編もアクションシーン多くてよく動きます!
ネタばれも多少あるので、どうかご了承を。
推理もあるけど、アクションメインなのは前作と同じく。
要所要所でホームズの鋭い観察眼が冴える…が天才ゆえの突飛な行動と、お茶目でコミカルな姿は、一作目と変わらず健在。鍛えた肉体と頭脳を武器にしているホームズですな。
余談ですが、グラナダTVの「ホームズ」ドラマDVDを帰宅して一話観たけれど、ホームズの格好と立ち振る舞いの差はあらためてすごい。ここまで違うと清々しい、と再度思う。
見どころは前作以上に体を張ってアクション、国をまたいでの体当たりな推理かな。
非常にテンポがよく、飽きずにサクサクとストーリーは進みます。逆にスピーディーだから、ちょっとよそ見すると見逃す部分あり。
某映画のようなスローモーションシーンがこれまたすごい。森の中を砲弾と銃撃の嵐から逃げて行くシーンはかなり迫力ある。
イギリス、フランス、ドイツに最後はスイスとモリアーティ教授の犯罪を阻止すべく駆け回ります。最後スイスということは…そう、元の作品での有名な大滝(ライヘンバッハ)でのクライマックス頭脳バトルもありますよ!
冒頭から謎の中華風、その後も女装に老人やらホームズのバレバレな変装にたまらず笑います
しかしモリアーティ教授はじめ、敵の大半がその変装に気づいてなさそうな感じが、また面白い。
「わざと君を生かしている」という内容のセリフを教授が言ってたけれど、あからさまに変装して何度も接触しているのに、あえて無視している様子がなかったような…。
これツッコミどころでいいのかしら?
脇役でキャラ立ちしているのは、お茶目で抜かりない、割腹のいい紳士、ホームズの兄マイクロフト。要所要所でかなり出番あり。
マイクロフトのサービスシーン(?)やホームズの女装、最後の最後でソファーに化けているシーンもどうぞお見逃しなく。
「最後の事件」後のエピソードができそうな余韻を残した続編でした。