「観ないと損と言える出来です」オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン かおたん吉さんの映画レビュー(感想・評価)
観ないと損と言える出来です
言わずと知れた世界的に有名・人気なミュージカル作品。
ミュージカルは好きだけど、通やマニアとは程遠い自分。今回は、オペラ座の怪人好きの夫が情報を聞きつけての観賞となった。
まず、ロイヤルアルバートホールが素晴らしい。上演前のちょっとしたざわめき、観客の期待感みたいなものも伝わってきて、いきなり上演時からの放映としなかった演出陣に感謝したい。
もちろん、ミュージカルの内容は文句の付けどころなく素晴らしいのですが、この映画化の成功は、演出と、あと何と言ってもカメラワークの素晴らしさに尽きると思われます。
当然、劇場で感じる臨場感には敵いませんが、映画ならではのカメラアングル、俳優たちの表情の機微、額の汗、、、、もうたまりません。
主演の3人いずれも素晴らしく、私は特にファントム役に心打たれました。
声量、声の伸び、、、、もう素晴らし過ぎます。
そして、特殊メイクにマスクをしていても絶対にハンサムな人だろう、と分かる骨格、目、まつ毛の長さ、、、、、。
そしてこの映画の圧巻シーンは、やっぱり2幕目はじまりの仮面舞踏会のシーンでしょう。ステージ一杯に演者が所狭しと歌って踊ります。
よくぶつかったりしないものだと、歌と踊りの完成度の高さに感激します。
そして、そして、本編終了後の記念イベントがまた素晴らしい。
歴代ファントムとサラ・ブライトマンの掛け合い!
特に、各ファントムが各々の歌声で、「Sing for me」と叫ぶところがイイです。
3時間強に渡る長丁場も最後までまったく間延びすることなくあっという間の時間でした。
既に2回観に行きましたが、3回目を観に行けるか調整しなければ、、、
と思う自分がいます。
これは、観れる人は観ないと損です。