フランス特殊部隊GIGN エールフランス8969便ハイジャック事件のレビュー・感想・評価
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ハイジャック機への兵士突入事件の再現ドラマ
1994年12月24日にエールフランスの旅客機8969便(エアバスA300)が、武装イスラム集団(GIA)によってハイジャックされた事件の再現ドラマ。乗客220人と乗員12人、内、女性や子供、病人の63人が解放されるが警官や反抗的だったベトナム人2人が殺された、 アルジェリアのウアリ・ブーメディアン空港から給油に立ち寄ったスペインのマルセイユ・プロヴァンス空港でフランスの対テロ特殊部隊「フランス国家憲兵隊治安介入部隊」(通称:GIGN)が機に突入、犯人4人を射殺、機内にいた154人のうち13人、乗員3人、GIGN隊員9人が負傷した。主人公の兵士ティエリーは重傷であったが、一命を取り留めた。事件終結直後、武装イスラム集団はアルジェリアにいたカトリックの神父4人を報復として殺害した。その内3人はフランス人であった。また、武装イスラム集団の指導者は、8969便をエッフェル塔に突入させる計画だったことを認めたそうだ、2001年の9.11テロの先駆けとも言われている。実話ベースだから緊迫感はあるが肝心の突入は1時間12分も経ってから10分程度、機内が狭いから撮影が難しいのは分かるが、白黒だしアップが多いので制圧の様子が分かり難かった。兵士の拳銃がリボルバーだったのは時代性を感じました。
邦題が憶えられませんが作品は印象的
原題は直訳すると”襲撃”ですが、記憶に残してもらうことを敢えて拒絶したかのような邦題がまず男前。1994年のGIAによるハイジャック事件を限りなくモノクロに近い色褪せた色調で淡々と描写。同型機で黙々と演習を繰り返す隊員達、テロ組織とネゴを試みる政府要人、GIGNの突入をテレビで見守る家族、それぞれの心情をセリフやモノローグでなく風景と表情で見事に塗り分けている。見た目地味ですがドスンと重いものがある良品でした。
渋かった
アラブのハイジャックテロへ、特殊部隊が突入する一部始終をリアリズムに徹して描いていた。スリリングな攻防の描写はカットが細かくてちょっと見づらいところがあった。
映画自体短くて見やすかった。
フランス政府はテロには屈せず強硬に対応していて、日本だったらどんなふうになるのだろうと思った。テロの中には童貞が一人いてかわいそうだった。
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