ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのレビュー・感想・評価
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現実は残酷だ
911で父親が亡くなった少年の心の変化と再生。と言えば聞こえがいいが、その傷はあまりに大きい。
留守電に残されたメッセージも変に感動を誘うような内容では決してなく現実的だ。
死を覚悟しているはずなのに、このメッセージを聞く(聞いている)息子の事を考えているんだろうなと。
息子の父親に対する愛情は全編を通し伝わってくるけど、父親の息子に対する愛情はより深い。
作品としては、悲しいながらも、最後は希望がもてるストーリーだけど、現実とファンタジー的要素の落差が大きくてノリきれない部分もある。
現実の出来事を絡めた内容で作品をつくるのってつくづく難しいと感じます。
そういう意味では、今作よりダイアナ妃の事故を効果的に使用したアメリは上手かった。
何かを期待しまうという点でトムハンクスはミスキャストだったと思います。
人を亡くした痛みから、一歩前へ
試写会にて
題名が「なんなんだ?」と思っていたのですが、
何かの番組で内容を知って観たくなり、
試写会鑑賞させていただきました。
人や環境に対応するのが苦手な少年が、
テロにより亡くなった父が壷に隠していた
鍵をみつけ、Black氏を探す・・
という大まかなストーリーなのですが・・
最初は、少年の態度にイラッとさせられますが、
少年が心に溜めていた事を、おばあさんの家の
「間借人」の老人に打ち明けるシーンは、
ダムのように止めどなく吐き出し、
その圧倒感で心情が伝わり、いつの間にか涙が・・
一人で、そして間借人と一緒に
N.Y中のBlack氏を探す時など、
クスクスっと笑えるシーンもあり、
感動だけでなく、少しユーモアもあります。
個人的には、母親のサンドラ・ブロックと
間借人のおじいさんがよかった。
間借人が誰なのか?は途中で解りますよ。
人とのふれあい等で成長していく少年。
ちょっとありきたりな話かもしれません。
今の日本だから、9.11の犠牲者家族の心情が
より痛みとして感じる作品です。
でも、悲しんでばかりではなく、一歩一歩と前へ
歩き出せる思わせてくれる作品です。
ラスト、少年がブランコに乗るシーン、
あったかい気持ちになります。
ただ、あの『鍵』の最終地点での
先も知りたかったな~。
劇場でもレンタルでも、どちらでもよいと思います。
見ないと勿体ない!
心して鑑賞してください。
すごい映画だった・・・体力消耗した。すぐに立ち上がれなかった・・・
ティッシュ1コ使い果たしました。
感動の涙なんて甘いもんじゃない。悲しすぎて涙が止まらない。
それにしてもオスカー役のトーマス・ホーン君がものすごい。
激しい感情の表現や、字幕を追うのがやっとのほどの
早くて長くて難しい言葉の台詞。それが初めての演技とは!
この子ホントの天才?よくこの子を見つけ出したなと思いました。
もちろん、トム・ハンクスとサンドラ・ブロックの両親は素敵だし
アカデミー賞助演男優賞ノミネートのマックス・フォン・シドーがとてもいいんです。
もともと前売券を買っていたのでもう一度観に行かねば・・・
心して鑑賞します!
過程が大事
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