「夫婦の愛、親子の愛が輝く作品」ものすごくうるさくて、ありえないほど近い にちさんの映画レビュー(感想・評価)
夫婦の愛、親子の愛が輝く作品
アスペルガー症候群の特徴として、対人関係が苦手、物事を自分流のやり方にこだわる、感覚過敏などがあるようで、この作品の中でも主人公の少年の行動から上記の要素が節々に描かれており、アスペルガー症候群の人がどのように世界を捉えているのかを見ることができました。作品タイトルの「ものすごくうるさくて」というのは少年が捉える世の中の騒音のことを表現しているのかもしれません。
また、少年に対する両親の愛や夫婦同士の愛がとても美しく、ほっこりとしました。作品タイトル後半の「ありえないほど近い」は、少年が探し求める鍵の正体なのかもしれませんが、少年を包み込む周囲の人の愛も表現しているのかなと思いました。
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