映画館の恋のレビュー・感想・評価
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何でこんなに恥ずかしいのか。
ホン・サンス監督の特集上映、最後の観賞。
19歳の男の子が初恋の同級生と偶然出逢い、心中未遂を起こす。死を軽視する愚かしい若さが恐ろしく恥ずかしいけど、この愚かしさは今の自分にも残ってしいるなと考えると余計恥ずかしい。
ところが、この恥ずかしい映画は映画内の映画(映画だらけ)で、この映画を作った監督の後輩の男性とこの映画に出演していた女性の俳優の一夜の出会いと別れが描かれる。
映画に影響されまくった後輩男性の行動はとても恥ずかしく、女性の強く現実的な言動と比べるとその愚かしさに冷や汗出ました。
死の淵にある、先輩監督の「生きたい。」「死にたく無い。」と言うセリフはこの映画の伝えたい事なのかもしれないが、あまりに心に響かなかったかな。ホン・サンス作品は近年の物の方が良さそうだ。
映画に影響され過ぎるなよって感じかな?
作家主義の映画だから、男性の登場人物はホン・サンス監督の分身ですね、全く芸術家って奴は。
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