「思ったよりまとも」シャーク・ナイト tochiroさんの映画レビュー(感想・評価)
思ったよりまとも
クリックして本文を読む
元々は3D作品だったらしいが、日本での上映は2Dである。自分としてはそれで正解だったと思う。この内容では3D料金を取るには値しない。
内容を言えば、湖にやって来た大学生のグループがサメに襲われる映画である。湖は塩水湖なのでサメの生息は可能としても、どこからやって来たかが疑問で残る。結局それはこの湖に別荘を持つヒロインの昔の知り合いが放したもので、その目的はサメが人間を襲うところをカメラで撮影し、ネットやケーブルテレビで流すことだと判明する。
サメ映画としては「ジョーズ」を超えるものはないと思うし、今回もその通りだったが、話自体は破たんもせずに意外とまともにできていると思う。キャッチコピーにある「その数46種類」は出てこないけど、サメが人間を襲うシーンのSFX(VFX)もそれなりに見せてくれる。
ただ一部納得できない描写もあって、例えば
①片腕を食いちぎられ、失血死する恐れがあるほどの重傷者が、恋人を殺された恨みとは言え、自力でサメと格闘して勝ってしまうこと。
②湖に放り込まれた犬が何食わぬ顔で戻ってくること。
③ヒロインが閉じ込められた檻には、人間が楽に通り抜けられそうな隙間があるのに、サメに檻が破壊されるまで留まっていること。
などの?なシーンがある。
ラストのシーンはお約束だが、十分予測できるのでサプライズはない。しかしエンドロール後のおまけ映像は必見である(これで自分の評価も0.5上がった)。この作品を観に行く人には、最後の最後まで席を立たないことをお勧めする。
コメントする