キリング・ショットのレビュー・感想・評価
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裏チャーリーズ・エンジェルといったような設定だが、オープニングはタランティーノ風味
女3人組の一人カラ(ニッキー・リード)が女店主に射殺されてしまうのだ。そして時間を遡って描かれてゆく。オープニングでもそうだが、つまらない会話を繰り返し、いきなり本題に入るという展開は何度もある。
3人組のうち、ドーン(デボラ・アン・ウォール)とカラは異父姉妹。冒頭のセックスと騙しの会話といい、ユーモアたっぷりのY談といい、何かと酔った宴席で使えそう。そして、時間軸はまた冒頭に戻り、今度は怪しげな男にドーンが射殺されてしまう。一方、ウィテカー演じる警官殺しロニーが絡んでくるのだ。
面白い編集も中盤まで。もともと面白くない麻薬王の手下たちの殺し合いを過去に遡りながら描いているだけ。結局は3人組は前回の失敗(どんなのか知らないが、200万ドルの穴を開けてしまった)の汚名挽回するために奮闘するものの、結局はメル(ウィリス)が彼女たちを殺せとビリー(シェー・ウィガム)に依頼していて、そこへメルを裏切ろうとしていたロニーが助けに入るという構図。まぁ、ロニーがずっとテス(アッカーマン)に惚れていて、影ながら見守っていたというエピソードは面白い。登場人物の名前紹介も『夕陽のガンマン』からの流れなんだろうけど、使い古された手法。タランティーノ風の作りは嫌いじゃないので、今後に期待をこめて3点。
ちなみに最後は、生きていたテスがメルを殺して逃げてしまった・・・
なんだかな~
銃を向け合っているのに緊張感の会話がダラダラつづいてさっさとみんなくたばれとしか思えなかった。
フォレスト・ウィテカーが女に花を見せて告り始めた時は腰が抜けるかと思った。また、警官を襲って警察官の振りをする意味がさっぱり分からなかった。
せめて冒頭か何かに女連中が見事な仕事ぶりをしているような場面を描いてテンションを上げて欲しかった。タランティーノの出来損ないみたいな残念映画。
纏まらないサスペンス。
豪華キャスト競演のクライム・サスペンス…だと
期待して観ると、あらら勿体ない~!となる作品。
寂れたダイナーで起こった銃撃戦の顛末。
冒頭で登場する三人の美女(?)の運命やいかに。
時間軸が行ったり来たり、
同じシーンが何度も繰り返されたりと、
よくある手法をテンポ良く使っていると思いきや、
どうも話が面白くならないんだな~、これ(爆)
F・ウィッテカーなんか気味悪さ全開で独壇場なる
場面を演じるけど、そういった俳優個々の見せ場、
キリング・ショット(このタイトルもねぇ)なだけに
そういうシーンは面白かったと思う。でも、全体の
話が纏まらない、ナニ結局、何がしたかったワケ?
という総纏めを、いよいよB・ウィリスが解き明かす
…って期待しちゃいましたけどもねぇ^^;
おやおや、ブルース君、アナタもですか。。。
スタイリッシュと話の繋がりってのは無縁なのか?
と思ってしまう昨今のこういった作品。
よくある話と手法を用いて、どんだけ面白く描くか
を競うような作品なのかと思って観ると違うんだわ。
監督のやりたい放題(いや、それはそれで合っている)
にただ付き合わされている感じ…オチとかそういう
従来の置き土産を期待していると、完全に肩透かし。
面白いというより、その場その場のセンスを魅せて、
ホラどうだ?いいだろ?凄いだろ?って感じなのね。
今作で主役を張ったM・アッカーマンは圧巻の演技。
冒頭ですぐ、分かっちゃいますけどね^^;
彼女の抱える疑心暗鬼、不安と信頼が綯交ぜになる
ラストまで、彼女の表情に絞って観ていくのがお薦め。
(しかし可哀想なのは、あとの二人。あのシーンばっか)
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