ドットハック セカイの向こうにのレビュー・感想・評価
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「サマーウォーズ」+「ドラえもん のび太と夢幻三剣士」?
現実社会とリンクしたネットゲーム“THE WORLD”が人気の近未来。ゲームに興味無かった中学生そらは、ひょんな事からゲームに参加する事に。そんな時、ウィルスバグによる異常事態が発生。やがてそれは、現実社会にも影響を及ぼすようになる…。
よく知らないが、あらゆるメディアで展開されている“.hack”プロジェクトの初の劇場3DCGアニメ。
なので、一アニメとして鑑賞。
現実社会とリンクしたバーチャル世界は「サマーウォーズ」、架空世界での冒険は「ドラえもん のび太と夢幻三剣士」。
もっと実験的な映画かなと思っていたら、脚本に「パトレイバー」の伊藤和典、キャラ原案に「エヴァ」の貞本義行、思ってたよりなかなか楽しめた。
バーチャル世界はRPG風で、ゲーム好きな方ならワクワク。
だけど、粗い点も多い。
CG映像は美しいが、ちょっとぎこちない。
ゲーム内の都市伝説と言われる謎の少女“アウラ”が、何故そらを選んだか今一つピンと来ず。
そらが、クラスメイトの男子二人をゲーム内で勘違いする件は三角関係になると思いきや、ならず。
そしてクライマックス、一見盛り上がってるように思えつつ、呆気なく終わる。
伊藤和典脚本なのに、ちと残念。
現実社会とバーチャル世界が繋がって危機に立ち向かう様は、明らかに「サマーウォーズ」。(声の出演にも桜庭ななみ)
劣化版と言ってしまうのは容易い。ネットのやり過ぎも問題。
しかし、現実社会での友達関係がバーチャル世界でも続く。現実社会では知らぬ者同士がバーチャル世界で協力し合う。
現実社会でもバーチャル世界でも、人と人の繋がりには変わりない。
これが、ネット社会の新しい人間関係なのかな、と。
積み上げて来た世界観
学友に誘われネットゲームを始めたそらはゲーム内で不思議な現象を見る。やがて、ゲームをプレイ中に意識不明となる人間が続出し…。
最新作が出るので記念再鑑賞。シリーズの王道的展開ながら映像の美しさと現実とのリンクを意識した作りが何度見ても良い。
映像美に引き込まれるが、終わってみれば・・・
特に印象的な台詞もなく、振り返ると映像美のみが頭に残った作品だった。小学生向けの作品でした。ただ、3DCG映画としては、最高の作品だと思う。
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