「2人の宝物の時間」ワン・デイ 23年のラブストーリー ももえもんさんの映画レビュー(感想・評価)
2人の宝物の時間
7月15日限定、全国一斉公開ということで観に行きました!!
ずっと気になってた映画だったので本当に嬉しい、、!
エマとデクスター2人の7月15日を切り取った話、とだけ前知識があって観ました。
まず、まず、なんとアンハサウェイの美しいこと、、知ってはいたけどもう美しすぎて。
お顔から溢れそうな大きなキラキラした瞳、まばたきするたびに風が起こりそうなまつ毛、こちらまで笑顔になる笑った口元、素敵すぎです、、。
前髪があろうがなかろうが、髪の色が黒かろうが茶色だろうが、ストレートだろうがパーマだろうが、長かろうが短かろうが、全て美しいです。
そんなアンハサウェイ演じるエマにデクスターも長年ゾッコンなはず、、!
あんなに綺麗な平泳ぎがあるのか、、。
ストーリーはなかなか2人の思いが重ならず、2人の時間がそれぞれ流れていきます。
あと1センチの恋??ても少し思ったけど、2人の幸せな時間とそうでないラストの緩急には画面に引き込まれざるをえません。
だからこそ、エマがこっそりデクスターを思って卒業式の夜を過ごしていたこと、お互い友達でいることしにたけど腕枕をして寝るシーンの2人の幸せな表情を思い返して涙をしてしまいます。
男女の友情ではない、それ以上のものでお互い想っているところがあったからこそ、エマとデクスターの23年の付き合いがあります。
だから、正直この映画で男女の友情は成立していないと思います。
きっと誰しも、人や物に関係なく忘れられない時間があり、それは時間が経っても自分の宝物であり続け、支えとなる。
思い出はどうしてもキラキラして恋しくなる時もあるけど、そんな時を思い出して「あの時もよかったな」とまた今を生きていけたらいいなと思いました。
2人がお互いを大切に思う気持ちが大きくて、こちらまで切なく悲しく思う時もありました。
デクスターはジャスミンと丘を登った後も、どうしようもなく悲しくなる時があると思います。
2人の思い出は一生無くならないものであるから、またデクスターが強く笑顔で、エマが生きているかのように生きれたらいいなと思いました。
「ちょっと時間あるから、散歩しない?」は、なんて心にくるんだと思いました、、。殺し文句ですね、、。
散歩の後デクスターの家まで走っていたのにデクスターの両親に出くわして、悲しそうなエマ。
その後デクスターが走ってエマを追いかけて、別れるまでのあの20秒ほどの時間。なんて幸せな時間なんでしょう。
エマとデクスターがそれぞれ過ごした23年の月日を見事に表したメイクや衣装をぜひ。どの時代も2人の魅力が詰まっていますが、特に笑い皺が本物みたいに年を重ねたようによく表現されているところがすごいなと思います。
大学生の時から大人になったエマの垢抜け方!
(もちろん大学生の時も素敵ですが!)
プラダを着た悪魔を思い出しました。
エンドロールの音楽も素敵でした!
また観たい!