「ジョー・ブラックをよろしくを思い出した」ワン・デイ 23年のラブストーリー ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョー・ブラックをよろしくを思い出した
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2つの想定があったストーリーだった。
最初のほうで、この流れはラブコメで、主人公2人は、一旦離れてしまって別々の人生を歩んでいくが、紆余曲折ののち、結局、元の鞘に収まると言うよくあるパターンかなと思った。それでも、アン・ハサウェイの美貌とファッションを楽しむのも悪くはないと思って見ていた。
ところが後半になって、彼が別の女性と結婚してしまって、さらに、子供まで作ってしまったのには驚いた(1回目の想定外)。これまでのよくあるパターンとは違うが、でも結局は2人は一緒になるのだろうと思って見ていた。
そして、案の定、彼は離婚して彼女と一緒になった。これで一応ハッピーエンドかなと思った。
ところがまだ続いていた。冒頭と同じ、自転車に乗っているシーンになった。そして、とんでもない展開となってしまった(2回目の想定外)。ネタバレになるので詳しくは説明しないが、「一寸先は闇」とでも言いたいのか。あまりにも唐突すぎて、泣ける機会を失ってしまったほどだ。この時点で、「ジョー・ブラックをよろしく」を思い出した、あちらは冒頭のシーンが衝撃であったが。
ただ、ここから本当のエンディングまで、長さとして全体の1割にも満たないと思うが、それまでの9割以上を占めるシーンより、心に残るシーンだった。彼の父との会話、彼女の元彼との会話、彼の娘との会話等。
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