「ラストの展開ありきの映画」ワン・デイ 23年のラブストーリー もももももりさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの展開ありきの映画
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ラストの展開を批評している人は多いけれど、この映画は、このラストありきじゃないと成り立たないと思います。
なぜ7/15だったのか、それは7/15がエマの命日だから。
全体が散漫に見えるのもしかたがないでしょう。振り返れば命日となってしまったその日の1日が年ごとに描かれているだけなのですから。
そういう意味ではユニークな視点で面白いと思いました。
一瞬の出来事が忘れられなくて、その人のことがずっと気になってしまう、けれども素直になれない、というようなことは私は誰にでもあるのではないかと思ったので、ある意味リアルなお話だなと思いました。
(不倫や離婚や、お金持ちになって性格がかわってしまうことや、合わない人との生活を続けてしまうことや、特に理由はないけれどなぜかある人を好きになってしまうこと、どれもちゃんとリアルではないでしょうか?)
強いて言うなら1番違和感があったのは、ラストの丘の上のシーンの子供のセリフ。あの年で「パパはパパよ」と言えるかな?
ということでした。笑
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