夢売るふたりのレビュー・感想・評価
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妻が言って欲しかったこと
夫が店を失い、新たな職場も上手く行かず過ちをおかして不意に大金を手にするのは物事として分からなくもないです。直ぐに妻にばれた。妻はそこから夫に詐欺をさせる訳だけど……夫は最初から最後まで自分の過ちを詫びていない。妻は夫に色々させたのは腹いせなのは間違いないけど、ずーっと、『もうこんな事はやめよう。二人でコツコツやっていこう』と、言って欲しかったに違いない。二人でまた店を持とう……お金が集まる度に、夢の店を持つことが近付くけど、近付けば近付く程に、変わってしまった自分達を痛感してしまう。悲しい話でした……
ポン・ジュノ。
よかった!
いつどこで見たか思い出せないが2度目
強烈なストーリーだが細かいところだけでなくラストも覚えていない自分の脳みそに半ば感動すら覚える。
火事から始まった事すら覚えてなかった。
私はいったいどうやってどんな感じで前回見たのだろうか???
ドラマ「恋する母たち」の阿部サダヲがすごく良かったのでどんなだったけーって見始めたら全然覚えてなくて最後まで見てしまった。
とは言え救いがなくて途中、見てるのが辛くなる。
このシーンは嫌いだなーのオンパレード
好きなシーンは、松たか子が書く原稿を電話口で読むところくらいか。
ラストまで見ても全然救いが感じられなくて。
そう言う監督なのだなーと
そういう脚本にしてしまう監督なのだなーと
言うのはわかった。
気持ちが重すぎて、
視聴後にYouTube でお笑い動画視聴。
かまいたちのウェットスーツのネタで腹が捩れるほど笑い
和牛の2人の上手さを堪能し、無事安眠。
寂しい女達
夢を売り夢を見るふたり
【どん底から這い上がろうとする夫婦の姿をシビアな視点で描き出す西川美和監督の脚本の凄みに唸る】
短いレビューや言葉には表せない程の内容のある作品
何気なく、気軽に、久しぶりに西川監督の作品に手を出してしまった。
観はじめて、引き込まれて、見終わってみると、なんか疲れた。
明解な意味、意図を明かそうとするのは野暮だと思う。
短いレビューや言葉には表せない程の内容のある作品であることは間違いない。
何より、松たか子の迫りくる演技。恐ろしいほどの目のチカラ。阿部サダヲも他のキャストも良かったが、際立っていた。
共感や同調が起こる類の作品ではないとすぐ分かるが、非現実的な流れの劇でありながら、あまりにリアリティがあるので、自身が観客であることを忘れさせられる錯覚が起こる。
最後に、目線をこちらに向けてくる彼女と、目が合った気がするのは自分だけだろうか。
この映画を流して観れるほど僕の感覚は萎えていないし、なかなかの衝撃で、気軽に観はじめてしまって後悔した。
心理描写やっぱうまいね。 意図的ではなく、母性本能をくすぐる性格を...
里子の苦しみ
爽快さの無いリアルな人間臭さ。
コミカルなイメージ大の阿部サダヲと、細かい表情での演技に長けた松たか子だからこそ、この作品の良さが出せたのだろう。
大金をポンと出してしまう女たちが何人か登場するが、私には貸す余裕もあげる余裕も貢ぐ気も無いので共感できず。
お金の話が出てきた時点で、警戒して冷めてしまうのでそこでおしまいだ。
でも、そういう女性が世の中に結構いるのも事実で、私の男友達Rなんかは十何年もヒモ生活できている。
Rが言うには、女が好きな男に金を渡す時というのは以下の3つなんだそうだ。
1、必要とされたい
2、面倒臭い
3、心から助けたい
そのうち3は本当にそうか疑わしいそうで、「もっと気に入られたい」または「優位に立ちたい」などの邪念が奥にある人が多いらしい。
1は、自信の無さ。
金なんか出せなくても、本当に愛があるなら必要とされるはずなのだから。
2は、楽しい“今”に水を差されるのが嫌だから、お金の話なんて聞きたくないから。お金で解決できることなら、ってやつだ。
この映画を見て、Rの話を思い出し、なるほどなあと思った。
しかしまあ、この映画の中で一番痛々しくて苦しいのは里子なのだ。
生理のシーン、ネズミのシーン、階段のシーンなど、里子の報われない気持ちが随所に強く感じられた。
4作観た中でワースト。
西川美和監督の作品4作観ましたが1番共感しづらかった。
嘘をつくことを女性が強要してたからかも。
「嘘をついてしまう愛される男性キャラクター」みたいな描写の見事さがとても好きだし今回の阿部サダヲも説得力あるけど、この映画では騙す方も騙される方も、まわりにいる女性のキャラクターがあまり好きになれなかった。
エンターテインメント
人間とは? 男と女とは?
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