夢売るふたりのレビュー・感想・評価
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愛情表現
全ては里子の「愛」なんだよね。
言ってしまえば「腹いせ」。
最初の浮気がどうしても我慢ならなかったんだね。
亭主に詐欺師としての仕事を強いるのはまさに腹いせだったのだと思う。
そんなに我慢ならないことをされても別れようとは思わない。思えない。
ダメ亭主でも愛してるんだよね。
それに、あの浮気は「魔が差した」のだということも頭では理解できる。
でも、感情が許せない。割り切れない。
そんな自分に苛ついて、さらに腹いせに走る。
一方で、亭主がターゲットの女に逢っている時間、自分は苦悶する。
切ない悪循環だよ。
大きくて強い愛は両刃の剣か。
生きるって
生きていくって楽じゃない。何をするにも楽じゃない。だから何かを求めてる。誰もが何かを求めてる。この作品の登場人物達が求めているものを共有しようとした時、自分に声を掛けたくなった。「まだまだ生きるぞ!」って。
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