劇場公開日 2012年9月8日

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夢売るふたりのレビュー・感想・評価

全104件中、61~80件目を表示

3.0女の強欲

2015年1月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

怖い

男と女、恋愛、結婚、生活、夢。
生々しい現実と焦がれ追い続ける理想を描いた作品。
女優がキーパーソンになる作品なだけに、松たか子さんというキャスティングがはまっていて、松さんなくしては、この作品は完成していないと確信している。
「虚しく哀しい」けれど、だからこそ、里子の強さが際立つ。
感慨深い作品。

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kaya

4.0女の強さを再認識

2015年1月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

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ミツマメ

4.5『夢売るふたり』

2015年1月1日
フィーチャーフォンから投稿

興奮

松たか子、最優秀女優賞の演技は圧巻。

万札を叩きつけるお風呂場の冒頭シーンからラストまで、所帯持ってる男は思わず目を背けちゃうねこれ。
そこに博多弁が刺さる刺さる。

またBGMのギターが何ともイイ。憎い映画だぜ、西川監督さんよ。
他の映画も観たくなりました。

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リッキー Rickie

4.0「自転車」が暗示する夫婦の行き着く先は……

2014年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

難しい

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CRAFT BOX

3.0虚し過ぎた

2014年10月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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Yuune.

4.5愛おしく恐い女と馬鹿で愛おしい男

2014年8月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

怖い

序盤から中盤にかけては馬鹿で善良な男が、しっかり者の女に依存して生きているかに見える。それが物語が進むなかで、次第に揺らいでくる。一見、センセーショナルな展開のなかに、主人公ふたりの関係性の機微がとても丁寧に描かれていて、泣き笑いのような複雑な感情に支配されていく快感がある。
終盤のドタバタは少し雑な気もしたけれど、幕切れの鮮やかさにそんなことはどうでもよくなってしまった。
ラストシーンのあの表情を前向きに捉えるか後ろ向きに捉えるかで、物語に対する感想はかなり変わってくるように思う。個人的には希望を見たと思っている。

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lylyco

1.0贅沢な。

2014年6月6日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

怖い

せっかく阿部サダヲと松たか子なのに、
暗くて暗くて、重い映画。

宣伝だけを観て面白そうだから
観てみたけど、想像してたのと違って。
脇役もいい人、沢山出てたのにもったいない。

まさかチンピラに伊勢谷友介が出て来るなんて。
あれはあれで似合ってたけど、笑

そして、そんな簡単に世の中お金かしてくれる人いるのかな?

楽してお金稼ごうとして、よっぽど精神的に辛くなって淋しくて。
だったら地道でもこつこつ貯めて行った方が
絶対幸せだったのに。

夫婦になるって怖い。

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momo

3.0すこ~しだけ、素敵な夢を見せてあげれば・・

2014年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

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shimo

2.555点

2014年4月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

最後ビミョーやった。
途中までは泣けたし
いい妻だと思った!
途中までやけど
松たか子?が怖かった
なにを伝えたかったのかなー

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コウセイ

4.5ネガティブピュア夫婦

2014年4月3日
Androidアプリから投稿

悲しい

嫌にリアルで、ピュアな感じがして、複雑な気持ちになりました。
翻弄されていく二人が何故だか愛おしく感じます。傑作だと思います。

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TKN

4.0松たか子。阿部サダヲの名演技。

2014年3月29日
Androidアプリから投稿

笑える

悲しい

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カフカ様

2.5悲しい仮面夫婦

2014年1月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

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yamapple

3.5こういうダメな男はけっこういる

2013年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

男ばかりではないが、ここに登場した人物は結構いる。
特にリフティングをしている女の子はとても痛くて好きだった。
話は途中からテンションが下がってゆくが、この女の子のはとてもよかった。この子がその間のテンションをつないでくれた。
だから、ぼちぼちの作品。

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lotis1040

4.0個人的には最高の映画

2013年10月19日
iPhoneアプリから投稿

笑える

怖い

興奮

とにかく飽きない理由は、女優陣が魅力的、みんな演技が上手い、一番はシナリオ!

普通だった人たちが、自分でも知らなかった自分をどんどん吐き出していくシナリオに映画の面白さを感じた。

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comicshibuichi

3.5夫婦の境界線

2013年10月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

ターゲットを見つけシナリオを書くのは妻、妻のシナリオ通りに女たちの心の隙間につけ込み金を引き出すのは夫。最初は浮気した夫に対する腹いせ半分。しかし、妻はこの人には自分しかいない、という絶対的な自信があったはず。ところが、妻の不用意な発言から、夫婦の間の信頼が揺らぎだす…。

ストーリーも前提となる設定がまず巧みだし、相変わらず、この監督は仕草や目線といった言葉に頼らない感情表現が巧い。監督の要求に応える役者もいい。特に夫に騙される個性豊かな女たち(夫婦にとって“運命の女”となった鈴木砂羽も含めて)を演じた女優陣が素晴らしい。ただ、妻がマスターベーションするシーンやトイレで生理に気付くシーンは夫が別の女と寝ている状況で、夫婦生活がどうなってるかという遠回しな表現なんだろうが、これはもっと直接的でもよかったかも。
東京の下町の風景が柔らかく見える撮影はとても好みだった。

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arakazu

3.5いいシーン、いい台詞、いい役者のオンパレード。

2013年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

観終わったあとは、寝付けない映画です。
非常に映画的で、情熱的で、知的な、野心作であることに間違いはありません。
とりあえず、見て欲しい作品であります。
観終わったあとに、ああだこうだといつまでも頭から離れてくれないのは、やはり西川作品です・・・。
育児中なので映画館には行けなかったのですが、夫と一緒に見たかったので(笑)、夫婦で見ました。

(以下、少しネタバレ)

それを踏まえて、傑作になれなかった失敗作であったとも、言い換えられる作品でもあります。
『何が言いたいのか分からない』という感想が見受けられますが、それは、いいシーン、いい台詞、いい役者が多過ぎるに加えて、クライマックス(夫婦間であったり貫也と女たちとのシーンであったり)が幾度も差し込まれるので、どこに焦点を当てて観ればいいのか迷わせるのです。
脚本も監督自身が書かれているので、削れなかったのでしょうね。しかしこのテーマで、ほぼラストが想像つくにも関わらず、二時間以上引っ張るのはムリがあったように思います(『ゆれる』よりも20分弱長い)。

で、この映画では、なんだか色々なメッセージが語られちゃうのですが(それが鼻につくという人もいるでしょう。私も、カラッとブラックだった『蛇イチゴ』が好きだったなあ)、里子がモノローグのようにつぶやく「他人の人生に乗っかってると、卑怯な生き方になるよ」が西川監督の、映画を通じて女性に対するメッセージと受け取りました。
不倫、恋愛、結婚、人と同じように何かに乗っかってかないととやりきれないながらも、そんな中でもがく女性たちへのエール。

ただ、後半、ラストに向けて、夫婦関係の機微(詐欺を続けているうちに、2人の方が詐欺みたいな仮面夫婦になってしまった)という重く興味深いテーマと、↑のメッセージの持つフェミニズムが、里子という1人のキャラクターの中で平行して展開してしまったことで、里子の持つマグマのようなエネルギーが二分化してしまい、それに加えて貫也と女たちの一悶着やら子供までが絡み、ストーリーが破綻してしまったように思います。そしてラストを地に足を着けて働き始めた里子のまなざしに一気に収束させたのは・・・うーーん。それこそ役者に乗っかり過ぎに感じてしまいました。
(ロバートアルトマンなら、点でしかない女たちを線で繋げただろうし、スコセッシなら里子と対になるサブキャラを据えるとか、映画として構築しただろうな・・・別に彼らに倣うことはないんだけど、いいシーンのオンパレードだけでは映画にならないことを残念に思う。西川監督が大好きなだけに)

ちなみに私は、青空を番(つが)いの鳥が飛ぶのを眺めながら妻を想う貫也と、朝まだ人が夢を見ている時間に働き一人で生きることを選んだ里子、に、対照的なものを感じました。

夫婦は元に戻らないと思う。どうです?西川監督。

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苺こんぺいとう

3.0でっかい?が出ました

2013年8月1日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

面白くありませんでした。
だけれども、見終わってから色々と思考を巡らすと、始めのそれとは違ってきます。

独特な視点の作品を作り続ける西川美和監督。コメディイメージの強い俳優を据えての最新作ということで、期待して鑑賞しました。

夫婦による結婚詐欺を主軸にした映画で、あまり良い印象は受けませんでした。
何しろ、主役二人が犯罪を犯す側ですから、どうあっても倫理的に誉められるわけがありません。
しかし、その行為はさておき、この映画の面白さは、どうやらその心内にあるようです。

物語が進むにつれ、登場人物の思惑が垣間見れるのですが、それは善意なのか悪意なのか?
愛情なのか憎悪なのか?
利己なのか利他なのか?
場面一つ一つにその両方が込められており、見る側としては混乱してしまいます。初見で面白くないと感じた理由もこの為です。
「人間は単純ではない。色々な面を持ち合わせている」と言われてしまえばそれまでですが、物語を提供するという意味で言えば、そのやり方は、どんな展開もアリになってしまうのでは…。

見ている私自身が、良心の呵責に耐えきれなくなりそうで、見終わった後は愕然としました。

しかし、時間を開けて熟考すると、初見とは違う側面も見えて来ました。「むしろ、単純なのにどちらにも転びきれない不安定な存在、それが人間」なのかと。

そして、物語後半に風俗嬢のくだりがあります。それがキーポイントに思えてきました。
もしそうだとしたら、相当意地悪な仕掛けです。(誉め言葉

私の思い込み過ぎでしょうか?
本意はどうなのかと、考えれば考えるほど混乱します。

でも、心に残る作品なのだから、やっぱり凄い映画です。

俳優の演技も素晴らしかったです。
阿部サダヲは、コメディ色を消して危うい夫を。
松たか子は、言葉少ない虚ろな妻を。
そして、脇を固める俳優陣の有り体は見事の一言です。

考えて考えて、唸りたい方にオススメです。

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ノリミッチー

4.5この夫婦は続くんだと

2013年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

難しい

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こぉ

4.5高麗屋の、お譲さんは、やはり、ただ者ではありませんでした。

2012年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

松たか子さんと寺島しのぶさんは、どうしても比べられますが、たまたま、出演する作品が違うだけで、高麗屋さんのお譲さんとと音羽屋さんのお嬢さんとの実力の違いはないと感じました。
もう、公開して2か月くらいたっていると思いますが、有楽町の映画館は満席でした。
まず、脚本が秀逸。それこそ、冒頭の火事さえなければ、仲の良い夫婦が切り盛りして繁盛する小料理屋の話で終わるのでしょうが、極限まで追い詰めれた時には、奥さん(松たか子)=女性のほうが肝が据わるという、よく、有りがちな話ですが、それだけでは終わりません。
そこは、阿部サダヲ、松たか子の役者上手な登場人物。
一筋縄では行きません。最後まで、一気に、観ました。
「小さな幸せ」を守ることが、どれだけ、他人に迷惑を掛けて、涙を流し、血を流すかという、人間の業を見せつけられた作品でした。
高麗屋さん(松たか子)は、『告白』から、完全に、音羽屋さん(寺島しのぶ)に並んだと思います。
本作の続編は、ないでしょうが、北陸の港町で、つつましく、暮らしていく二人の将来を予想しながら、劇場を出ました。
今年の邦画の「当たり」のひとつです。

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小林壱岐守則定

4.5劇場迄行ったかいが有りました

2012年10月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

欠点も穴もいっぱい。でも最高級のエンターテインメントです。吉川美和監督は凄い。ちっさい可憐な女の子みたいな監督がこんな人間の本性をえぐる深い闇を表現して行きます。好きな役者さんばかり‼吉川美和監督は伊丹十三監督を彷彿させますね。ひとつだけ注文を付けます。出だしからBGMにイライラ‼趣味悪く有りません?邪魔で邪魔でーーでも監督を信じてるから次回作楽しみです。

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枝豆ポタージュ