夢売るふたりのレビュー・感想・評価
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松たか子が好きならどうぞ‼️
展開がドタバタ感があり、何か入り込めないのは、アベサダオのせいかも。
アベサダオを女から好かれるとは到底思えない、男のわたしから見ても嫌い、役者としても。
なので、松たか子は名優なので、そこだけであれば、鑑賞に耐えます。
暇ならどうぞ。
題名と違い、観てて夢が感じられなかった
1.貫也は、失火で店を焼失し、途中まで失意で後ろ向きの言葉
2.途中から前向きになるが、始めたのが結婚詐欺
3.貫也は、短気で短慮で頭が悪い感じ → 最後は、刑務所内
4.「夢売る」とは、結婚詐欺のことか → 題名に期待しすぎた → ガッカリ
5.ただ、最後に主要登場人物の現在の姿を教えてくれるのは有難かった
6.なお、主役は松たか子(里子)となってるが、観たら阿部サダヲ(貫也)だな
結末の見事さ
西川作品、回収のために鑑賞。
松たか子も阿部サダヲも見事いうしかない演技やセリフ回しのうまさ。
そして、結末の意外さ。
全て良かった。
自分の大好きな安藤玉恵さん、どうして、このような役がハマるのだろう。
妻が言って欲しかったこと
夫が店を失い、新たな職場も上手く行かず過ちをおかして不意に大金を手にするのは物事として分からなくもないです。直ぐに妻にばれた。妻はそこから夫に詐欺をさせる訳だけど……夫は最初から最後まで自分の過ちを詫びていない。妻は夫に色々させたのは腹いせなのは間違いないけど、ずーっと、『もうこんな事はやめよう。二人でコツコツやっていこう』と、言って欲しかったに違いない。二人でまた店を持とう……お金が集まる度に、夢の店を持つことが近付くけど、近付けば近付く程に、変わってしまった自分達を痛感してしまう。悲しい話でした……
ポン・ジュノ。
松たか子、露悪熱演寸前で新味の悪を怪演するも、終盤の無理筋散漫な仕掛でスルリと断罪され逃した。
惜しい。
ポン・ジュノなら鮮やかに断罪したろうが。
ポン・ジュノが居れば、西川美和は要らない、とは思いたくないのだが。
ちょっと
長めに感じた。二人の演技は素晴らしい。
いくら旦那が浮気したからって金がなくても、旦那が他の人とそうゆうことして得た金で一緒のお店なんてやりたくないって思った。最初は腹いせの気持ちだっただろうから、ある程度溜まったところで本当はやだって言えば良かったのにと思った。
ラストの方のシーンはちょっと衝撃でした。
女性じゃないからわからないけど、こんなにうまくいくかなあ
予備知識0で鑑賞。娯楽とはいえ、旦那の不貞から結婚詐欺を思いついたり、詐欺がうまくいったり、職安で兄妹を偽装したり、子どもが刺したりなど、物語の運びに少々無理があるような。オナニーシーンは欲求不満と嫉妬を、パンツはき(がん雑誌・階段落ちシーンも)は妊娠&流産を暗示しているのか思えば未回収(見逃したのかもしれないけど)で、眼福というファンサービス以外の必要性以上に感じられず。それにラストは誰の視線を振り切ったのだろう? これより、答えを求め、レビュー巡礼に行きます。
よかった!
「永い言い訳」で心を掴まれた、西川監督の作品ということで。
やっぱり人の心の機微というか、あやふやなところで移ろう心情みたいなものの描き方が上手いと思った。
特に主演の2人、松たか子と阿部サダヲの表現力が秀逸で
やってる事はアレなんだけどすごく魅力的というか、控えめにやってもあふれ出る華やかさというか。
ストーリーとしては暗いんだろうけど、しっかり感じる人の温かさとか
ほんとに見てよかったと思える良作だった。
いつどこで見たか思い出せないが2度目
強烈なストーリーだが細かいところだけでなくラストも覚えていない自分の脳みそに半ば感動すら覚える。
火事から始まった事すら覚えてなかった。
私はいったいどうやってどんな感じで前回見たのだろうか???
ドラマ「恋する母たち」の阿部サダヲがすごく良かったのでどんなだったけーって見始めたら全然覚えてなくて最後まで見てしまった。
とは言え救いがなくて途中、見てるのが辛くなる。
このシーンは嫌いだなーのオンパレード
好きなシーンは、松たか子が書く原稿を電話口で読むところくらいか。
ラストまで見ても全然救いが感じられなくて。
そう言う監督なのだなーと
そういう脚本にしてしまう監督なのだなーと
言うのはわかった。
気持ちが重すぎて、
視聴後にYouTube でお笑い動画視聴。
かまいたちのウェットスーツのネタで腹が捩れるほど笑い
和牛の2人の上手さを堪能し、無事安眠。
寂しい女達
色んなタイプの寂しい女達が出てくる作品。
イケメンじゃなくても、お金が無くてもいい…みんな自分を肯定して寄り添ってくれる人が欲しいだけ。
松たか子さんの何とも言えない色んな感情が入り乱れた演技も良かったけど、個人的には安藤玉恵さん押しです!男性に騙されたり軽んじられたり殴られたり、貢ぐ女性の役がよくハマる(褒めてます)
夢を売り夢を見るふたり
詐欺師の映画はよくありますが、夫婦がグルで結婚詐欺師という設定は斬新。
夢を叶えるために詐欺を働く夫婦ですが、この歯車はどんどんズレていく。
この夫婦に愛情は残っているのか、何のために詐欺を繰り返すのかその心情はちょっとわからないし共感しにくいですが、深いことはあまり考えずに観ればなかなか楽しめる映画です。
あとストーリーとはあまり脈絡のない松たか子さんのセクシーシーンのサービスはファンとしては嬉しい。
女の情念と犯罪
冒頭、面白いのは阿部サダヲが一夜だけの不倫相手から得た300万を松たか子が燃やしてしまう。女だなぁと思った。紙幣の出自を巡るサスペンスまでは普通なのだけど、金を燃やすのか。意外性と納得感。
強い嫉妬の目をした松たか子のクローズアップから思い出すのは野村芳太郎監督の『鬼畜』あたりなのだけど、この映画、『鬼畜』のような女の情念が犯罪を生み出すという事をやりたいのだろう。松たか子は阿部サダヲを愛していない、わけではない。
そこから火事で店を失った2人はあっさりと結婚詐欺を始める。ここで、松たか子の動機は半分伏せられている。勘が良ければ、動機は夫への愛の確認だとか、男に振り回されることを是としがちな女性という性そのものへの嫌悪などの総体だという事は疑問なく分かると思う。
最初はリッチめな割烹で働きながら女性を捕まえるので、犯罪の見え方はポップであり、サスペンス色が薄く、退屈ではある。
他の女と寝ることで金を得る夫と妻の邪を感じさせるセックス描写くらいはあって欲しい気がする。
店を移ってからは、ウェイトリフティング選手やデリ嬢に標的がシフトし、切実なドラマになってくる。ウェイトリフティング選手を「かわいそうだ」と言ってしまう松たか子は阿部サダヲの「お前の目に見えてる世界のほうがよっぽどかわいそうだ」という台詞によって、自分が憎んでいる女性性の世界にどうしようもなく染まりきっているという現実を突きつけられ、デリ嬢の薔薇道の過去を知りながらも金を奪う阿部サダヲは感覚を麻痺させたようになる。
子連れの女の家が印刷工場で、やがて阿部サダヲがそこで働くようになるというのは『鬼畜』への見事なオマージュであり、文脈の並べ替えだと思った。
これらの行動は面白いのだけど、それならば夫婦関係を巡るメロドラマももっとその揺れを受けて高波に到るべきのような気はする。
【どん底から這い上がろうとする夫婦の姿をシビアな視点で描き出す西川美和監督の脚本の凄みに唸る】
夫婦を演じる阿部サダヲと松たか子が凄い。
西川監督の優れた脚本を二人の演技が素晴らしい作品に昇華させている。
邦画界で、素晴らしいオリジナル脚本を書く能力を持つ西川監督の存在は極めて貴重であることを再認識した作品。
<2012年11月9日 劇場にて鑑賞>
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自宅(CS放送)にて鑑賞。この監督は『ゆれる('06)』、『ユメ十夜(第九夜・'07)』に次いで三回目。序盤~中盤はコミカルに描かれるが、後半の修羅場で雰囲気や印象がガラリと変わる。脇をしっかりと実力派が固めている。この監督は登場人物を客観的に描く、突き放した様な描写が特徴的だと感じた。ラストに向け突如、視点が松たか子演じる“市澤里子”に変わってしまったかの様な印象を受けてしまうのと“堂島哲治”のキャスト、笑福亭鶴瓶がやや残念に見えるのが減点ポイント──それでも、充分合格点。60/100点。
・鑑賞日:2015年11月29日(日)
短いレビューや言葉には表せない程の内容のある作品
何気なく、気軽に、久しぶりに西川監督の作品に手を出してしまった。
観はじめて、引き込まれて、見終わってみると、なんか疲れた。
明解な意味、意図を明かそうとするのは野暮だと思う。
短いレビューや言葉には表せない程の内容のある作品であることは間違いない。
何より、松たか子の迫りくる演技。恐ろしいほどの目のチカラ。阿部サダヲも他のキャストも良かったが、際立っていた。
共感や同調が起こる類の作品ではないとすぐ分かるが、非現実的な流れの劇でありながら、あまりにリアリティがあるので、自身が観客であることを忘れさせられる錯覚が起こる。
最後に、目線をこちらに向けてくる彼女と、目が合った気がするのは自分だけだろうか。
この映画を流して観れるほど僕の感覚は萎えていないし、なかなかの衝撃で、気軽に観はじめてしまって後悔した。
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