劇場公開日 1980年3月15日

「銀河王にキレられしょぼんとするジャガーバンかわいい」仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0銀河王にキレられしょぼんとするジャガーバンかわいい

2025年3月5日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

興奮

1980年3月公開
春の東映まんがまつり5本のうちの1本
同時上映は『世界名作童話 森は生きている』
『タイムボカンシリーズ ゼンダマン ピラミッドの謎の箱だよ!ゼンダマン』『銀河鉄道999 ガラスのクレア』『花の子ルンルン こんにちわ桜の国』

総監督は原作者の石森章太郎
監督は『変身忍者・嵐』『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』で助監督を務めた平山公夫
脚本は『少年ジャックと魔法使い』『キューティーハニー(1974)』『マジンガーZ対デビルマン』『北斗の拳(1986)』『超人機メタルダー』の高久進

仮面ライダー(スカイライダー)の劇場版
ブローアップではなくオリジナル
オープニングテーマもオリジナル
ささきいさお
エンディングテーマはTV版のオープニングテーマ

粗筋
宇宙ステーション「天界」では羅門研究所の元で石油に代わる新エネルギーとして「シグマ」の実験が行われていた
「シグマ」は一撃で小惑星を破壊するほどの威力があった
そこに目をつけないネオショッカーではなく早速スパイが潜り込んでいた
目をつけたのはネオショッカーだけでなく新勢力「銀王軍」のトップで機械生命体の銀河王
銀王軍の宇宙船は「天界」に接近し宇宙ステーション内に侵入し破壊活動
羅門所長をはじめ所員は全て殺されたものの脱出カプセルで愛犬エレンが地球へ
エレンにはシグマのデータが詰まっていた
銀河王はネオショッカーと手を組みシグマのデータでミサイルを作り東京破壊だけでなく世界の破壊を狙っていた
誘拐されるエレンと羅門所長の娘レミ
洋を追い救出に向かった社長の息子のブンと所長の助手も誘拐される
ネオショッカーの新怪人コンビのジャガーバンとアルマジーグ
さらには定番の再生怪人たち登場
そこに現れたのは頼もしい先輩ライダー7人

いきなりギターを弾き歌い出すブン
たまらず悲しみを表現したかったんだろう
珍妙だけどミュージシャンだからね
しゃーない
いきなり尻見せ
間抜作先生だからね
しゃーない
もっと寛容にならなればいけない

魔神提督の顔が怖すぎる
不気味だ

銀河王にキレられしょぼんとするジャガーバンかわいい

銀河王配下の宇宙怪獣サドンダスはなんとなくだがネオショッカー首領のデザインに似ている
流用したのかな
どうやらサドンダスは元々プテラノドンをモチーフにしたネオショッカーの怪人としてデザインされたらしい

怪人二世部隊
クモンジン
サソランジン
ゴキブリジン
ヤモリジン
シビレイジン
オオカミジン
サイダンプ
コゴエンスキー
ムササベーダー兄弟
マダラカジン

せめて先輩ライダーの声がオリジナルだったらいいのに
声をかけたのかな
ギャラさえきちんと払えば声当てくらいならやってくれただろうに

東映まんがまつりの一つ一つはそれほど大したことはない
数で欠点を補うことによって全体的にまあまあかなというそこそこの充実感を得られるのかもしれない
不評ならこんなに長く続くわけがない

配役
スカイライダーに変身する筑波洋に村上弘明
羅門研究所所長の羅門博士に二瓶秀雄
羅門博士の助手の真樹泉に舟倉たまき
羅門博士の息子かつレミの兄で洋の友人の羅門ブンに中村ブン
ラモン博士の娘かつブンの妹の羅門レミに塚原美樹
魔神提督に中庸助
宇宙ステーション「天界」乗組員に石森章太郎
ネオショッカーの怪人のジャガーバンの声に八代駿
ネオショッカーの怪人のアルマジーグの声に峰恵研

野川新栄