「人が持たねばならない行動原理とは」ワールド・ウォー Z 白髪のおっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
人が持たねばならない行動原理とは
恐怖映画では、ありません。
常に冷静に現実を直視し、その現実から条件を導きだし、自己の意思で行動出来る者とは、どうあるべきかと強く訴えかけます。
ある時間経過とともに、生き残っている者は、自然と選別されており、皆結果死に臨んでも自然と受け入れます。
登場人物を、危機的世界に放り込む為に、ゾンビを選択したに過ぎません。
その背景を人工的な紛争・事故でも、噴火・地震等の自然災害を選択しない事で、全ての人間に平等に起こりうる災難として選択した監督の慧眼に感服です。
「行動する者だけが、生き残る。」
良い言葉です。
男女の違いなく、本作品で戦う人々に共通しているのは、現実を直視し自分が判断・決断した結果を受け入れる。
わめきも呻きもせず、他人に責任転嫁する事もありません。
極論ですが、今の地球に生きる人間が多すぎるのでは無いか。
民主主義=自由競争ではない事は、皆気づいています。
惰性で生きる。
ある日突然何かが決壊し、殺戮が始まる予兆でしょうか。
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