「まぁ、パンデミックものは、こう言うあっけない終わり方が多いと思う」ワールド・ウォー Z 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
まぁ、パンデミックものは、こう言うあっけない終わり方が多いと思う
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ネタバレあり。
謎の感染症により、人間が凶暴化するパニックを描いた作品。原作があって、マックス・ブルックスの『WORLD WAR Z』が原作だが、原作とはだいぶ設定が異なっている模様。
なるほどね。そうきますか。この手のパニック映画は海外では『アウトブレイク』『コンテイジョン』『アイ・アム・レジェンド』などがあり、日本でも『感染列島』と数多ありますが、納得の行くストーリーであることは少ないです。これもそのラインアップに並んでしまう作品。だってねぇ。“ワクチン”が、結構呆気無く見つかると言うか、“ワクチン”そのものがだいぶ微妙というか・・・。そういう意味では、『宇宙戦争』で、異星人を駆逐してしまう“原因”に通じる所がありますね。
あと気になるのが、あれほどの感染速度でも有るにもかかわらず、まだまだ感染途中と思われる地域があって、劇中「何とかタウン壊滅」とかのセリフが散見されます。画面の激しさ、あるいは、イスラエルの防護壁が破られてからの混乱から考えると、感染速度と、その印象が一致しないんですよね。あれほどの感染速度なら、ものの数日で全世界が壊滅すると思うんですが・・・。
あと突っ込みたいのが、この物語での“国連”の位置づけ。主体が、“国連”なのか、アメリカなのかが若干曖昧。まぁ、世界の警察であるアメリカを抜きにして、この様な戦いを戦うのは不能なのかもしれませんが・・・、ちょっと舞台設定が判りにくかったです。アメリカなのか、国連なのかをハッキリした方がいいと思います。
とか何とか、結構辛口で書いてしまいましたが、パニック映画として楽しめれば良いと思います。あんまり突っ込んではダメです。
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