「少し尻すぼみかな」ワールド・ウォー Z クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
少し尻すぼみかな
「ウィルスパニック」なのかと思って観に行ったが、
結果「ゾンビパニック」でした。
しかし、世界に飛んで調査し対策を練る、といった展開は、
マットデイモンの「コンテイジョン」に似てるなと思った。
ただこの即物的な恐怖は完全にホラー。
韓国の米軍基地とか、イスラエルからの飛行機内は、
なかなかスリリング。
韓国でのケイタイでの云々は、多分大いなるボケでしょう。
それ言ったらイスラエルでのあの‘歌’もそうだろうが。
後半まで殆ど希望が見出せない中で、
ジェリーが一縷の希望に気付く伏線は良かった。
途中、ジェリー(ブラッドピット)は家族ではない子も連れて逃げます。
これは自身が他国の子を養子として迎えている事を示してるのかな。
何らかのメッセージではないかと思いましたが、
他は気付かなかった。何かあったかも。
兎も角終盤まで絶望しかなく、
ラストはようやく希望が持てるまでにはなっていたが、
これだけホラー一辺倒な映画は久しぶり。というか初めてかも。
観たこと無いけど、「バイオハザード」もこんな感じなのかな。
ゾンビになってしまう原因とか、その対策とかは、
具体的な描写は無く、そこは重要視してないのか、
でもそれだから面白くなったのでしょう。
CIAとかモサドとかも出てくるから、
スパイもの好きな人にもお勧めです。
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