「典型的終末もの。」ワールド・ウォー Z 皆友さんの映画レビュー(感想・評価)
典型的終末もの。
ブラットピットが主演である。それ以外の売りはこの映画にはないだろう。使い古された終末もののネタ、走るゾンビ、最後のカタルシス。酒を片手に見るにはいい映画である。しかしそれ以上になりえない。
終末ものとなると、どうしても有名な他作品と比べてしまう。それらと比べてもアクションが優れているわけでもなく、ブラッドピットはただ逃げるだけだ。そして、何やらうさんくさい事実を並べ立て、解決の方法を探るというのも、テンプレートにブラットピットを当てはめただけのように思える。
唯一優れているところは、ブラットピットなことだろう。正直、それ以外に特徴もいいところも悪いところもないのだ。ある種安定している。しかし、それは低空飛行のままだ。
そして、あのスカッとしきれない結末のあとの話が2017/06辺りに公開するらしいが、これはもう見る価値はないだろう。地上波で出たら観させてもらうかもしれないが。
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