闇金ウシジマくんのレビュー・感想・評価
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髭が似合ってない(笑)
原作漫画を読んでいる人前提?説明不足な気がした。少なくとも私は原作を見ていないので、ウシジマくんの“スゴさ”が理解できておらず、途中から「なんで必死に助けようとしているの?」と、置いてけぼり感を感じた。終盤の展開も、ウシジマくんのハクのデカさが分からないので、納得ができず。
コレは山田孝之の演技力の問題なのだろうか?いや、そもそも山田孝之の見せる“怖さ”には限界がある事は分かっていただろうから、演出の問題、若しくはこのキャスティングの問題なのでは?と思う。
私はアングラなテーマが好きなので、作品テーマとしては非常に良かった。もう少し上手く作ってくれたらな〜?
若しくは、ミナミの帝王的なジャンル映画として確立してくれれば、コレはコレでイイ作品になると思う。
ウシジマくんスマイル
『学び』
闇金ウシジマ君
CM宣伝や広告のイメージしかなく、原作は読んでいなかった分、何の先入観も無しに映画館へ行ったが、良かった!
ウシジマくんは冷酷で残忍なだけじゃなくて、どこか優しい人間味を感じさせてくれる。
最近のサークルは私の全盛期だった頃に比べてどうなっているのかは聞かないし、知らないけど、出会い系カフェや援助交際、サークルについてもすごくリアルに描かれている。
大島優子の純朴で素朴な感じが余計に、狂った世の中を感じさせた。
調子が良くて世の中甘く見てるチャラ男:小川純
パチンコにハマって借金を娘に肩代わりさせながら、売春まで強要しようと落ちに落ちていく母親・・
そして山田孝之演じるウシジマくん!
冷酷で残忍、だけどどこかに人の心をウシジマくんは感じさせてくれます。
個性が強いそれぞれのキャラクターが関わって生まれるドラマは、現代日本のシリアスムービー。
こんな世界もきっと私たちのすぐそばにある。
一歩踏み外せばまた一歩、また一歩と堕ちていく。
切なくリアルに、淡々と描かれているからこその静かな恐怖感がそっと肩を叩く。
なんと言ってもやっぱり、山田孝之のストイックな演技が抜群に見所!
虫のシーンきもーい
お金は天下の回り物? 身を滅ぼす麻薬?
人気コミックをTVドラマ化、その劇場版第1弾。
友人がドラマのファンで、薦められて数話見た事ある。
山田孝之がハマり役!
ニコリともせず、同世代屈指の演技力で、凄みと存在感を発揮。
また闇金業者を軸にし、お金の不条理、恐ろしさ、お金に群がる人間の虚しさがブラックに描かれ、見ていて結構鬱な気分にさせられる。
登場人物は揃いも揃ってクズばかり。
無慈悲な丑島もそうだが、この映画版のメイン二人は明暗が分かれた。
若者に人気のイベントサークルの代表、小川純。携帯3台、登録アドレスは3000件。人脈が宝と自負するが、彼にとっての人脈とは、自分の野望を達成する為だけの金づる。それが仇となり、お金に翻弄され、お金によって破滅する。林遣都が嫌悪感を抱かせる熱演!
ニートの女の子、鈴木未來(ミコ)。家には性悪の母と幼い弟、極貧生活。同級生の紹介で出会い系カフェで働き始め、簡単に金を稼ぐ方法に味をしめるが、ある事をきっかけに考え直す。大島優子もなかなか熱演しているが、やはりアイドルだから体は売らない!(笑)
先日見た「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のレビューでも書いたが、お金は時に麻薬。
感覚も心も麻痺させる。
お金に心を売ったら、後は破滅の道へまっしぐら。
普通にお金を稼ぐのは本当に大変。雀の涙程度かもしれないが、そのお金は、楽して手に入れたお金とは天と地ほども違う。
お金に踊らされる面々の群像劇、純の策略で逮捕された丑島、丑島の“やられたらやり返す”、ドラマ版に出ていた片瀬那奈の登場などなど、飽きずに見れる内容だが、アブナイ謎の男・肉蝮は必要あったのかな…?(調べてみたら原作にもちゃんと登場しているらしいが…)
現在、Part2が絶賛公開中。
レンタルになったら見よう!
お金って大切
祝、続編公開日決定!
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