「人間の屑のかたまり」闇金ウシジマくん いずるさんの映画レビュー(感想・評価)
人間の屑のかたまり
ウシジマくんは敵なのか主人公なのかダークヒーローなのか
そんなにパッキリ割り切れるものでもないのかもしれませんが
映画として見ると非常にもやもやします。
登場人物すべて嫌。
ミコが唯一マシな人間。
こんな暗くて汚い人間社会も東京も嫌です。
闇社会ものに必需品の一服の清涼感が足りません。
例えば、友情、愛情、筋の通った言葉、ちょっとした優しさ・・・
それで映画は緩和されるのですが、総じてクズ人間ばかりなので、そんなもの欠片もなく見ててイライラします。
『闇金ウシジマくん』とタイトルを付けるなら、もっと闇金業者に寄った考えを打ち出してウシジマくんを主体にすれば良かったのに
金を借りるやつは屑だと描写してしまえばいいのに
そうすれば、取り立てにもカタルシスを感じれて、
ラストシーンだって怖いけど、納得のいくものになっていたでしょう。
中途半端に小川の夢を描写するからいけないし、
中途半端にお人よしだから、同情してしまう、視点がぶれます。
小川は嫌いですけど、かわいそうです
あースッキリしない!!
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