劇場公開日 2011年12月1日

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「ジョセフ・ゴードン好きであれば」50/50 フィフティ・フィフティ カメさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ジョセフ・ゴードン好きであれば

2018年12月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:3.8
こういった余命宣告を受けた主人公の作品は見ないようにしている。作品の良し悪し以前に、見る側の人間としての弱い部分に訴えかけ、どうやっても感動させてしまうズルさがあるからだ。
今回はジョセフ・ゴードンが好きなので見てみましたが、案の定、涙腺も緩み、なかなか良作と感じてしまう。
邦画でもこの手の作品は多く、軽薄な感動ストーリーにしてしまうが、本作は各キャラクターとの交流ををしっかり描き、お涙頂戴の一辺倒ではない。欲を言えばアルツハイマーの父親との1コマがあってもと思うし、またその夫の看病と、ガンを患った息子を気遣う母親の苦労は半端ないと思うが、その母親の影のたくましさと悲しみは描かれていない。
心に突き刺さる表現やテーマは感じられないが、ジョセフ・ゴードン好きであれば、あの線の細い自然な演技だけで見応えはある。

カメ