劇場公開日 2012年6月23日

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「ライトなコメディだとばかり思っていましたが意外と硬派で芯がしっかりした良質な低予算SF」アタック・ザ・ブロック よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ライトなコメディだとばかり思っていましたが意外と硬派で芯がしっかりした良質な低予算SF

2018年5月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ある日貧困層が暮らす団地に落ちてきた謎の飛来物。カツアゲ最中の不良グループがその飛来物から飛び出した生物を追いかけて殺してしまうが、その後も降り注ぐ飛来物から這い出した謎の肉食生物体が住民に襲い掛かり阿鼻叫喚の事態になり、不良グループは武器をとって生物体に立ち向かう決心をする・・・という『エイリアン2』in県営団地みたいな話。

ライトなコメディだとばかり思っていましたが意外と硬派で、芯がしっかりした良質な低予算SF。イギリスの階級社会の閉塞感をきっちり下敷にしていて、物語が不良少年達の成長譚にもなっている辺りは、むしろ『スタンド・バイ・ミー』in市営団地とでも呼ぶべき佳作でした。

よね