「大スターの幸せのあり方」マリリン 7日間の恋 yupppiiiさんの映画レビュー(感想・評価)
大スターの幸せのあり方
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マリリンはひとりの女として愛されたい一方で、周囲の視線を感じることに何か背徳感を感じているよう。
プライドが高く、自己中だけれど、周りとは違う圧倒的オーラを放つ、彼女こと天性のスターなのだな。
全て自分が中心で、周りを困らせてばかりの横柄っぷりだけれど、実は繊細で演技することに対しても妥協を許さない。
そんなマリリンがある時、撮影中に信頼していたはずの旦那さんとの間に距離ができ、監督とも意見が合わず、完全に自信を喪失する。
そんな彼女の救いのなったのが、第3助監督のコリン・クラーク(エディ・レッドメイン)だった。
何も知らない素人の彼が彼女の心を開いていった。
女優マリリン・モンローではなくて、ひとりの女としてみてくれたのを感じたからなのかな。
でもいつまでもコリンと共に現実逃避してるわけにはいかなくて。
だってそれだけでは彼女の幸せは満たされないから。天性のスター気質の彼女はプロの自分に戻る時がきた。
自分の人気とあるべき姿をしたたかにもしっかり把握している彼女。
ふつうのひとりの女の人生には蓋をして、女優、大スターとしてもマリリン・モンローに戻っていく…
みんな得るものもあれば失うものもある。
コリンにもこの恋を糧に幸せになって欲しい。
そしてマリリンの作品をもっと観てみたいと思った。
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