「これぞ大人の?レビュー」ホビット 竜に奪われた王国 しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ大人の?レビュー
と、いうには、ものすごい単語しらずで俺ではあるが、
「トランスフォーマー」をDVD、BLで鑑賞し、文句をいう人は文句が言いたいだけじゃん、と思うし、俺は間違いなくそんな方々と映画の話はまずしないだろう。マイケル・ベイの映画を映画館で見ないなんて、ベイの映画を語る以前の問題だ。
「明らかな子供向け映画」に大の大人が、自分視点でのみで出来不出来を語る人は、ある意味、子供向けな映画をみて正解なのだが、「大人げないなあ」と思ったりする。
同じように、デートムービーに文句を言うのも、同様。しかめっ面して腕組みして観て、一体何になるんだろうね。
とまあ、たまにレビューすると、いろいろ思うわけだが、さて、どうしたものか。。汗
本作、BLで、気持ち的には子供向け、と思って鑑賞。はっはっは。まあ、いいや。
スマウグ?はとっても滑らかにしなやかに動くし、激流下りのアクションも面白いのだが、終始乗れず、なんでだろうなあ、と思った。見せ場はあるが、死ぬほど苦痛だった2時間30分。なぜか?
ドラゴンの登場、樽アクション、いずれも長く、ダレダレ。なぜか?
誰一人、仲間が死ぬ気配を終始感じないせいだろう。レゴラスなんて、ものすごく強いんだけど、何回も背後を取られ、助けられる。こいつ、いつか、きっと死ぬぜ?なフラグをたてようにも見えるのだが、そりゃあ、死なないよな。LOTRがあるんだから。
クモとか、レゴラスの敵のぶっ殺し方など、PJらしく、「ブレインデッド」とまではいかないが、「さまよう魂たち」程度の、キモく、残酷描写満載なのだが、まったくスリリングさに結び付いていないところが、本作は、子供向けであることを観客に認識させている。
「キングコング」に近い感じもあるが、コングのほうが、子供に見せられない気色悪さがある。
スマウグとの鬼ごっこも、冗長かつ殺気が感じられないから、終わり方がどうこう、と思う前に、ああ、やっと終わってくれた、とただそれだけが記憶に残る。
追記
「I SEE FIRE」
ホビットとドワーフとオークの混血のようなエド・シーランの名曲。
その切ない美声と歌詞が、この物語を雄弁に語ってくれており、本編観ずに、この歌だけ聞いてりゃよかった、という結論。
お付き合いついでに、完結作は劇場鑑賞予定。