「初期設定にガッカリし、主人公のお腹CT画像に驚き、そしてシリーズ終了を宣言した様な最後のシーンに驚愕」エイリアン3 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
初期設定にガッカリし、主人公のお腹CT画像に驚き、そしてシリーズ終了を宣言した様な最後のシーンに驚愕
デビッド・フィンチャー 監督による1992年製作(115分)のアメリカ映画。
原題:Alien³、配給:20世紀フォックス映画、劇場公開日:1992年8月22日。
昔の記憶が薄れていたせいだが、結果的に2回目の鑑賞であった。それなりに面白かった記憶なのだが、昔と異なり今回はエイリアン2に続けて見たせいで、最初の設定にまずはガッカリしてしまった。リプリー(シガニー・ウィーバー)が前作であれだけ必死に救い出した美少女ニュートが、いきなり死んでいたという物語設定は、安易で酷いと思ってしまった。前作で演じていたキャリー・ヘンが出演出来ず、代役も見つからなかったせいなのか?
舞台が流刑惑星で武器が無いという設定も、ウィーバーの銃規制賛成派というポリシーが関係しているかもしれないが、迫力が無くなり今一つ。彼女が丸坊主になるというのも頂けないとと思ったし、医師(チャールズ・ダンス)とセックスする設定も不要と思った。
ただ、エイリアンをコンクリート詰めにするという発想はユニークだと感じ、それで痛めつけられながら、なお這い上がってくるエイリアンの姿にはアメリカ映画らしく、かなりの迫力を感じた。
そして、主人公リプリーがエイリアンに寄生されてしまうという設定には少なくとも最初見た時には大いに驚かされた。そして最後、溶鉱炉へのリプリー身投げとその最中でのお腹からのエイリアン誕生映像には圧倒された。
このシリーズも流石にこれで最後と思ったのだが、まだ次が制作されたのに更にビックリ。
監督デビッド・フィンチャー、製作ゴードン・キャロル 、デビッド・ガイラー 、ウォルター・ヒル、製作総指揮エズラ・スワードロウ、共同製作シガニー・ウィーバー、キャラクター創造ダン・オバノン 、ロナルド・シャセット、原案ビンセント・ウォード、脚本デビッド・ガイラー 、ウォルター・ヒル 、ラリー・ファーガソン、撮影アレックス・トムソン、
美術ノーマン・レイノルズ、編集テリー・ローリングス、特殊効果監修ジョージ・ギブス、
特殊効果デザインアレック・ギリス 、トム・ウッドラフ・Jr.、クリーチャーデザイン
H・R・ギーガー、視覚効果リチャード・エドランド、衣装ボブ・リングウッド デビッド・ペリー、音楽エリオット・ゴールデンサール。
出演
シガニー・ウィーバーエレン・リプリー、チャールズ・S・ダットンディロン、チャールズ・ダンスクレメンズ、ポール・マッギャンゴリック、ブライアン・グローバーアンドリュース、ラルフ・ブラウンアーロン、ダニー・ウェブモース、クリストファー・ジョン・フィールズレインズ、ホルト・マッキャラニージュニア、ランス・ヘンリクセンビショップ、ピート・ポスルスウェイトデヴィッド。