劇場公開日 2012年3月31日

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「心が温かくなる・・・」ヘルプ 心がつなぐストーリー おっぱまさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5心が温かくなる・・・

2012年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

原作は60年代のアメリカ南部を舞台にした小説「ヘルプ」出版の危機に遭いながらも、監督の強い支持で原作は1130万部を越すミリオンセラーに!!ストーリィは人種差別が強く残るアメリカ南部が舞台上流階級の白人女性が、自身も黒人メイドに育てられ当たり前に生活してきたが、大学を出てふるさとの戻った時あることをきっかけに疑問を抱くようになるそして彼女は黒人メイド達の、厳しい現実を伝えようと奮闘する・・・そして協力してくれる黒人メイド達と遂に1冊の本を発行することに・・・当時の厳しい人種差別が、所々に描かれ住居はもちろん乗り物も、病院やその他諸々そして働く先ではトイレも別々にするという法案まで持ち上がっている・・当時多くの人がそうであったように高慢で黒人を見下す上流階級の白人女性達や黒人メイドの待遇、当時の習慣や風俗などしっかり描かれていて見応えがありました今回助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサーや主演女優賞にノミネートされたヴィオラ・ディヴィスの演技が素晴らしかったです!オクタヴィアのくるくる変わる瞳と情緒たっぷりの演技ずっと悲しみを心の中にしまって、静かに耐えてきたヴィオラの感情を抑えた演技も圧巻上流階級の意地悪で高慢なヒリーを演じるブライス・ダラス・ハワード、本当に憎らしくなるくらい適役下流階級出でいじめに遭うシーリアいたわりと優しさを持っている女性でジェシカ・チャスティンのひたむきな演技に心を打たれました二人の黒人メイド達と深い友情に結ばれて執筆を続けたスキーターのエマ・ストーン彼女の凛として活き活きとした演技もひかっていましたねどんな不遇にあっても諦めずに前を見て進んで行こう!人生にはいろいろなことがあるけれど、希望を持って歩んで行きたい・・そんなことを問いかけている映画です最後のラストシーンも静かで深い想いを感じました・・沢山の方に観て欲しい心が温かくなる作品です

おっぱま