「MeToo 虐げられる側の叫び」ヘルプ 心がつなぐストーリー 字幕 アンゼたかしさんの映画レビュー(感想・評価)
MeToo 虐げられる側の叫び
重い題材なのに軽快で笑える部分もあり、スキーターの勇気によって結束を固める。法的に人種差別が許されていた時代が終わる少し前の話。
一人一人の役割が現代人にも当てはまっているな、これは今話題のMeTooでもあるなと感じました。
他人を見下す事で自分の価値を上げる人、それに何の疑いもなく同調する人、価値観が曖昧なまま間違った事に目を瞑り蔑む側に付いてしまう人、声を上げる人、虐げられる人達。
異色だったのは、シーリア。この人物は誰にも縛られず己の信念を押し付けない、素直に受け止め只管直向き。この勢力が加勢したらどれだけ心強いだろう。あの夫婦とミニーの今後をもっと見たかったなあとも思えた。
いつの時代も、この作品に登場して来た人達の様な思想の違いで大まかな虐げる側、虐げられる側に分類されてしまう。個人個人が考えを変えていかないと声を上げないと、気づかない人はヒリーの様な真のレイシストになってしまうのだろう。
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