フランケンウィニーのレビュー・感想・評価
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科学に必要なのは愛
ディズニープラスで久々に鑑賞。 1984年の実写版と併せて観ましたが、今作は昔のものをより濃くした内容になっていました。 白黒のストップモーションアニメとなっており、2012年の映画なのにクラシックな映画を見ているような感覚で新鮮でした。また、所々で有名なモンスター映画のオマージュもあり、ゴジラのパロディもあって嬉しくなりました。 それと、あるシーンで理科の先生がヴィクターに話した言葉を聞いたとき、愛があれば科学の実験を成功に導くことができるメッセージ性を感じました。 ラストは強引に感じましたが、それでもディズニーらしいエモーショナルな作品となっていました。
ハッピーエンドのシザーハンズ
父親にいやいや野球をやらされたのは、やっぱりバートン監督の実体験だそうですね。 【ハッピーエンドのシザーハンズ】 元となった30分短編映画も素晴らしいけど、このリメイクではさらに深くバートン監督テイストを味わえる。 もともとは、主人公の少年ヴィクターと遊んでいるさ中、庭を飛び出した愛犬スパーキーが車にひかれて・・・という始まりだったのに本作では違う。 父親から「家に籠って本ばかり読んでいるなんて不健康だ。男らしくない。少年野球チームに入団するなら、科学コンテストの参加費を出してやる」と言われ、仕方なく参加した試合の事故で、、、、という、バートンファンにはたまらない、とっても厭な経緯が盛り込まれている。 この事件がヴィクターを深く傷つけ、死体の蘇生に駆り立てる。伏線として見事に機能していて素晴らしい。 (事故現場をまったく描かずに、そうと分からせるのはバートンの上品さ) リメイクにのみ登場する、科学教師のジクルスキ先生も良い味を出していて好きだなー。 スパーキーの蘇生は成功したが、友達のどーでもいーペットの死体では失敗する。悩むヴィクターに「代入する変数を間違えたな」と科学的にアドバイスする先生がとても良い。 科学は常に中立で、行使する人間によって善行にも悪業にもなる。初期SF作品っぽい訓告が小気味良く挟まれる。 ジクルスキ先生は、科学者としての才能を振り回しすぎたせいで、町の無学な人々から疎まれ、ついには街から追い出される。 この構造、まったく『シザーハンズ』と同じね。 エドワード=シザーハンズは社会的に抹殺されたが、スパーキーは受け入れられ生き延びる。 それは、不気味な容姿を持ちながら、無学な大衆の哀れみを誘い、愛されるように立ち振る舞ったから。 「フフッ、巧くやりなよ~」というバートン監督のウィンクみたいな映画。 彼は彼なりに、やっぱり世渡り上手。
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の併映短編の方がインパクトあった
学校では科学コンテストが開かれる直前の話。友達のいないエドガーがヴィクターに一緒に実験しようともちかけ、スパーキーが生き返ってる事実を突き止める。エドガーが金魚を生き返らせると、それが透明の金魚になった。さらに悪ガキどもは次々と色んな動物を生き返らせるのだった。 デブっちょが生き返らせたのはシーモンキー。それがグレムリンのような姿となって街を脅かし、野球少年はカメを生き返らせ、それがガメラのように巨大化してしまいパニックとなる。 色んな怪物が出てくるけど、やっぱり死んだ犬に対する愛情の勝利。水を飲んだらそのままミルク飲み人形みたいに垂れ流しになっても、やっぱり愛犬は愛犬。くーん、くーんと鳴く声が可愛すぎる。 隣人の町長宅はヴァン・ヘルシングでヴィクターの家はそのままフランケンシュタイン。ティム・バートンが子供のころにどんな映画が好きだったかわかるような作品だ。
ティム・バートンらしい
フランケンシュタインをうまくティム・バートンらしく昇華させていてすごくよかった。犬好きならスパーキーを見ているだけで楽しめる。かわいい。
開始30分で涙目
開始30分で涙目になりラスト10分でまた涙目になった作品(笑)ティムバートン作品の悪役・野次馬群衆はほとんどムカつく奴らばかりですが今回もムカつく。しかしそれもスパーキーの可愛さで軽減されるというものです。墓の向こう側からちらりと此方を覗くスパーキーが可愛過ぎる。 ヴィクターと犬、と聞くと元ネタ実写短編もそうですがコープス・ブライドのヴィクターとスクラップスかな(笑)
ネコもいいけど犬って可愛いし偉いわぁ…
ディズニーだし子供向けっことでいいんですよね? ティム・バートン的なちょっぴり不気味で笑えるワールド全開でした。 町人の科学に対する無知でヒステリックな感じはシザーハンズを思い出させるな。 アメリカってちょっと田舎行けばこんな感じな人ばっかなのか?
コレ、本当にストップモーションなの?映像を見てるだけでも十分に楽し...
コレ、本当にストップモーションなの?映像を見てるだけでも十分に楽しめる。やっぱり、ティムバートンはスゴイ! 後半、モンスター映画になってからはかなり楽しめました。ガメラとグレムリンって(笑)途中、モンスターが飛び出してくるあたりでビビりました。 ラスト、ディズニー映画なので予想はついていたけれど…やっぱり泣けました。うーん、アリスやチャーリーとかがイマイチのれなかったので、ティムバートン監督の評価が下がっていたんだけど、やっぱり上手いんだね。
何より丁寧な映画
スパーキーが復活する、電気ビカビカのシーン、そしてラストの風車のシーン! これだけ見るだけで、『フランケンシュタイン』を確実に思い出させてくれて、それでもって『フランケンシュタイン』の何をティム・バートンが好きなのか、すごくよく分かる感じでしたね。うまく言えませんが、ゴゴゴゴっって感じで、緊張が高まっていく感じなんですよね。おそらくは、たとえば復活シーンなんかは、周りの電気ビカビカが次第に高まっていったり、そこでの緊張の高まりを変にヴィクターの表情とかで表そうとせずに、丁寧に周りの電気機器を映していく感じなんかが、そうした印象を形成しているんだろうと思います。 あと、変にグロテスクに過ぎない慎ましさも、何とも好ましかったですよね。グロテスクさとかいった分かりやすい驚かせ方でなく、慎ましくも興奮をもたらす演出というかね。 いやぁ、ティム・バートン監督の慎ましさと丁寧さに感服いたしましたです。
ダークな味わいはそこそこに。
古い怪奇映画への程よいオマージュと、本家フランケンシュタインとは似て非なる少し甘めのストーリーで、意外にもそれほど人を選ばない良作。主人公の少年ヴィクターが特撮映画を撮っていたり、監督自身を投影したようなシーンも面白い。
複雑な気持ちになるなぁ…。
キモ可愛いのキター!!ってなわけで少し遅めの鑑賞。この作品、スパーキーの色々なパーツがもげ、とにかく痛々しく辛い…。 それでも、たまらなく可愛い不思議!! 痛々しく感じるのは私が愛犬が大好きだらか…帰宅する度、振り切れんばかりに尻尾を振る愛犬が重なる…。しばらくの間尻尾を押さえそうだ。 そして自分の本来眠る場所であるお墓でクタッzzZとするシーンは涙を誘う。これは果たして良いのか悪いのか…考えさせられてしまう。 この状況をどうやって丸っとスッキリ終わらしてくれるのかなって鑑賞中ずっと気になってましたが多少不自然でもこの終わり方にならモヤっとせずにすみました(笑) ココより個人的余談→ 死者を生き返らせる禁忌…最近のニュースで死を軽く見る子供が多く、この作品で子供が見るには…と少し複雑な思いを持った。 これはフィクションであり人・動物にしても…人生1度きり。子供問わずあなたを愛する人の気持ちを考えて欲しい。 ゲームみたく再プレイはできない。どこでもいい。きっと、、、もっといい…違う解決策はでるはずだよ…。と悲しくなった。 ぶっちゃけスパーキーが死んだのは飼い主の責任だ(#`皿´)!!リードは絶対つけよう。。。
犬好きが見るとホントリアルな犬
スパーキーがホント可愛いったらありゃしない。 チョットお馬鹿な感じとか、犬好きとしてはたまらないですし、歩いたり尻尾の動き、寝るときにため息つくような仕草などなど、まさに犬そのもの。 また、愛犬家であり、愛犬との別れを経験しているとスパーキーの死というものを受け入れたくないという気持ちが激しく理解できる。 オチ自体は「え?これで終わり?!」って思うところもあったりしますが、でもある意味これでいいんだなと、ビックロコラボのグッズ売り場を吟味しながら思った次第です。 ある意味ディズニー。夢です、夢。 この映画。 見るときに色んな映画の知識があると小ネタ探りがかなり楽しいです。 是非これはDVD欲しいと思います。 あーほんと、スパーキーが可愛い。その一言につきます。
ハッピーエンドなのか?
父親曰く、「やってはいけないこと」。 主人公も「もう帰ってこなくていいんだよ」。 それで完結ではいけなかったのだろうか? 動きの作りとしては、昔ながらの柔らかさがあってよかった。
ママには内緒のベッドタイム・ストーリー、面白かったです
ティム・バートン小父さんの、ママには内緒のベッドタイム・ストーリーって感じでしょうか。大作ではないですが、面白かったです。 ウチの子犬も隣のあの娘も出てきて、ちょっとドキドキ。 ヴィクターと愛犬の純な絆にぐっときて、ゾクっと怖くてハチャメチャで。ノッてくると小父さんの大好きな、あれもこれも…みたいな。 昔から影がスッと動くようなヤツが一番恐いもんで、モノクロ映像は不気味さ二割増しでした。 犬のスパーキーはなんとも可愛らしかった、人気キャラとして残っていくんじゃないでしょうか。 印象深かったのは科学の先生、科学者の卵ヴィクターにいいこと言ってます、顔はコワいけど。声を担当したのはマーティン・ランドー、吹替えだったのがちょっと残念でした。 「いい夢みろよ」と去っていった小父さん。またお話してよ、と思いました。
残念な出来
全編白黒映像で、ストップモーション手法。その辺古風な雰囲気は多少あるけど、凝ったわりに普通のCGアニメとそれほど変わらない印象。ぶっちゃけちょっと見づらいだけ。 映画は前半が『ペット・セメタリー』、後半が『グレムリン』みたいな感じ。ファンタジー色あふれる内容にホラーのふりかけをかけた構成。個性は薄い。 ストーリーも行き当たりばったり。死んでしまった飼い犬に雷が落ちたらいきなり蘇生する展開だけど、生き物が都合良く簡単に死んだり生き返ったりは、見ててあまり気持ちのいいものではないね。子供にも悪影響を与えそう。 古典的表現を前面に出したモノクロ作品、けどなぜか最新鋭の3D加工。しかしどちらにも映像的な意図は見えなかった。これ普通にカラー2D公開でよかったんじゃない? ラストの爽やかさとエンディングテーマの良さで後味は悪くないだけに、あれこれ目立ついくつかの欠点が残念すぎる。
スパーキーが可愛い
とにかくスパーキーがかわいい。 そして登場人物がみんなかわいい。 これは本当にストップモーションなのか?というくらい滑らかに動き、しかしその良さをずっと保っている作品。 スパーキーもいいがエルザももだえるくらい可愛らしい。 フランケンウィニーのガシャを思わず回してしまった。 私はラストについては逆をいってほしかったかな、という印象 でも素直に良かったな、とも思える。
原点回帰したティム・バートン
主人公のヴィクターは悲しみのあまり、愛犬を復活させてしまう。スパーキーが死ぬ前までがじっくりと描かれているから、観客はヴィクターに感情移入できる。なかなか寝付けないヴィクターが、生前のスパーキーを撮ったフィルムを見るシーンは涙を誘う。 その後の展開はティム・バートンらしい。「子供向けなのに明らかに大人向け」なのだ。スパーキーを蘇らせるのに雷を使うことを思いついたヴィクターは早速行動に移す。自宅の屋根裏部屋に装置を作り、墓からスパーキーの亡骸を掘り起こす。そしてスパーキーの欠損部分を縫合し、雷に打たせる。「犬を愛する少年の健気な行動」といった風に描かれているが、こんなこと間違いなく狂気の沙汰だ。夜のペット墓地でのそのそとヴィクターが土を掘り返すときは、純粋だからこそゾッとする。 ここからの展開が重要なので言わないでおくが、個々のキャラクターがどれも魅力的だ。まともなのは「狂気に走る」ヴィクターとその両親ぐらい。後の登場人物はどいつもこいつも陰気臭い奴かキ○ガイばかり。彩り豊かな人物たちの正確が白黒の映像とのコントラストで一層映える。 ’50〜60年代のアメリカのようなノスタルジー溢れる町並みも良く作り込まれている。ただ全体的に「シザーハンズ」の路線を踏襲しすぎているきらいがある。町並みはもちろん、ストーリーの展開も大枠は同じだ。しかし決定的に違うのは「死んだものを生き返らせる」点。自分が心から愛していたものと死別したとき、どうするべきなのか。誰でももう一度会いたいとは思う。だがここから先は人間の領域を超えた話だ。ティム・バートンはこの究極の問題をシニカルなアニメーションに仕立て上げた。 ここ最近、期待はずれの映画ばかりだったから、従来のティム・バートンに戻って嬉しい・・・はずが。実はこの映画最後の最後でご都合主義に走る。その直前は感動のあまり本当に泣きそうになったのだが、その後がいただけない。それまで主張してきたことがここで全て台無しになっているからだ。この点さえなければ完璧だったのに。 とはいえ、ほとんどは皆が期待したとおりの世界だ。ティム・バートンらしく日本のサブカルへのオマージュに溢れているのも楽しい(ガメラ、ハローキティなど)。白黒なのに3Dが存分に生きているのも評価できる。それにスパーキーがあまりにもかわいいので、彼を見に行くだけでも十分価値はある。 (2012年12月23日鑑賞)
ティムバートンワールド
ディズニーとティム・バートンのアニメらしいなぁと思いました。 上映時間も短く内容も単純であっけなく終わっちゃった感じだたったけどモノクロのストップモーションアニメだし9割は世界観で魅せる映画なのでそこまでは求められないかなぁ! メランコリックなダークファンタジーな物が好きな人には良いでしょう! 僕は"スパーキー" がカワイイなぁと思いました。 人形も買いました♪
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