「観る人を選ぶ映画ですな( ´ー`)y-~」愛と誠 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
観る人を選ぶ映画ですな( ´ー`)y-~
原作の漫画全部は読んでないけど、一応簡単なストーリーは知ってる。
冒頭はネルー首相の言葉から始まって、子供の頃にスキーで滑ってる最中に早乙女愛を助けた大賀誠が額を怪我して、成長した後に2人がどんどん学園内抗争に巻き込まれて最後は誠が刺されて・・・
昔放送してたドラマの再放送を全部じゃないけど観た覚えがあります( ´ー`)
劇団☆新感線が大好きなもんだから、この手の外連味たっぷりのミュージカルは大好き(∩´∀`)∩ワーイ
この話の設定の1972年前後に大ヒットした曲をこれでもかとフルコーラスで流して、しかもそれで役者が歌って踊るという斬新過ぎるミュージカル映画∑(゚ω゚ノ)ノ
『ウエストサイドストーリー』、『サウンド・オブ・ミュージック』、『コーラスライン』、『ジーザス・クライスト・スーパースター』、『マイ・フェア・レディ』etc・・・
名作ミュージカルのオマージュ演出がふんだんに。
往年の名作漫画の実写映画化でこの三池監督の切り口は賛否あるだろうけど、俺は支持しますъ(゚Д゚)グッジョブ!!
俺はリアル世代じゃないし、詳しいこと知らないから反発心が起こらないんだろうけど、それを差し引いても『愛と誠』をこの視点から描いたのは素晴らしい(=´∀`ノノ゙☆パチパチパチ
特に武井咲演じる早乙女愛の幼稚園のお遊戯会みたいなぎこちないダンスと決して上手とは言えない歌声で「あの~すば~らしい~あ~い~・・・を、も~う~い~ち~ど~♪」は萌え要素たっぷりで(・∀・)イイ!!
さらに畳み掛けるように、喫茶店バイトをする時の衣装と踊り!!!アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!
サービスショット的な意味もあるだろうけど、どこまでもぎこちないし何より意味不明過ぎる(笑)
基本的にメインキャラが1人一曲披露する感じ(゚∀゚)
ガム子の安藤サクラすごいな~(;´∀`)
終始猫背で変な歩き方をして、パンツ丸出しで逆さに吊るされたり、でかいひまわりを担いでお見舞いに行ったり、ぎこちないウインクをしたり、ラスト近くでガムを吐き出して「私、普通の女の子に戻ります!(o^―^o)」からの『また会う日まで』
またその佇まいがいかにも頭の悪そうなヤンキーヾ(≧∀≦ )ブハハッ!!ヾ(≧∀≦)ノブハハッ!!( ≧∀≦)ノブハハッ!!
ここで『また会う日まで』を選曲したのも、偶然とは言え尾崎紀世彦へのはなむけにもなったのでは?
でもせっかくあそこであの台詞を言うなら、そこは『微笑み返し』じゃないか?とも思ったけど、もっと年代が後だから駄目か(;・∀・)
そして高原由紀を演じた大野いとの大根っぷりさすがです(゚∀゚)
生い立ちを話す時の段ボール舞台と言い、その時わざわざ幼稚園の衣装に着替えたりする皮肉たっぷりの演出は三池監督すげえオォォー!!w(゚ロ゚)w
あの独白シーンは感動しました。・゚・(ノД`)・゚・。
岩清水弘の斉藤工も良かった(゚д゚)イーヨイイヨー
あのひたむきさ、一途さ、そしてぼんくらっぷりは凄まじい∑(゚ω゚ノ)ノ
大真面目に錦野旦の『空に太陽がある限り』をフルコーラスで歌って踊るシーンは斬新過ぎる!!!
座王権太を伊原剛志っていうキャストには大笑いアッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!
そして歌が狼少年ケンのテーマってキャハハハハッ!!(≧▽≦)彡☆バンバン
『さるかに合戦』の講義をしてるのも(゚Д゚)ハァ?って感じで良かった(・∀・)
全体的に役者が慣れないダンスや歌をやらされてる感が最高だったな~イイネ♪d('∀'o)
あと意外と見落としがちだけど、誠の少年時代を演じた加藤清史郎君はアクションが上手いし似合う!!Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
殴って倒れた相手に蹴りを入れたり、相手の攻撃をかわすところなんてかなりいい動きをしてたな~(^_^)
これは清史郎君こども店長のイメージから脱却して、役の幅を広げられること間違いなしですな(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚ウンウン
さらにラストでは、この映画では第三部の抗争はオミットされてるからだけど、まさか刺すのがマエケン扮する先生とは・・・
これは読めなかった~(;´∀`)
ただ先生が誠を殺すほど憎む切っ掛け描写が足らな過ぎる(^_^;)
殺すほど憎むなら、単に言うことを聞かずぶん殴られた程度じゃ弱いだろ~ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
若干「え!?(;゚д゚)」って感じがどうしても残る。
そしてラストが海じゃなくて病室なのも地味じゃないか?
あれは寒風吹きすさぶ海の波の中で抱擁するからこそ外連味も出てくるわけだから、最初あれだけ派手な演出だったんだからそこもそれくらいやって欲しかったな~(;´∀`)
せっかく原作通りネルー首相の言葉を引用してるんだから、ラストも原作通りにした方が、もっと原作オマージュ溢れる映画になったと思う。
母親役の余貴美子もΣd(゚∀゚d)イカス!
ただ酒乱って言うならもっとど派手に暴れまくって欲しかったし、駄目っぷりがちょっと中途半端な感じになっちゃったのが残念かな。
始まりと終わりをアニメにしたのも、子供時代のおぼろげな記憶を遡ってる感じが出てて良かったな~(・∀・)
三池監督は真樹日佐夫にこの話を振られて映画化を決めたらしいけど、完成する前に真樹先生は急逝。
「今真樹先生は梶原一騎先生にこの映画を持って行ってると思うけど、これ観た梶原先生は真樹先生をぼこぼこにしてるでしょうね(笑)」とか言ってたけど、俺はこの映画の作り方大好きですイェ──ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ──ィ
つうか梶原一騎も真樹日佐夫も、三池監督がこれだけ愛情たっぷりに実写化してくれたんだから、多少気に入らないかも知れないけど概ね苦虫を噛み潰しながら「まったくしょうがねえな~」と呟きながら観てくれてる気がする(^_^)
しかし三池監督はほんっと期待を裏切らないъ(゚Д゚)グッジョブ!!
おじゃまします(・ω・)ノ
映画.com側のシステム障害?の為か‥
レビューが重複されてますo(><;)(;><)o
(※俺も間違えて八件upしてしまいました!)
御連絡まで!
大変失礼致しました('◇')ゞ