「切って貼ってるが纏まってる」るろうに剣心 しまさんの映画レビュー(感想・評価)
切って貼ってるが纏まってる
殺陣アクションの凄さは圧巻。
是非映画館で観るのをおススメする映画です。
ただし、前方の席は危険です。
私はかなり前の方で観たのですが、ただでさえ近すぎるスクリーンで端は追えないのに、殺陣シーンのスピード感についていけず、見過ごしている点が多々あると思うと悔しいです。
一緒に行った人は気分が悪くなりトイレに駆け込み、近くにいた人も「気持ち悪い」と言っていたので、そういう意味でも後方がいいです。
ストーリーは、切って貼った感があります。
駆け足はどうしようもないのでしょうが、佐之の物語(赤報隊のお話)なんかは当然のようにカットです。
(そこは期待していませんでした。そうだろうな、と思ってました…。が、相楽隊長好きだったので何となく残念)
原作を知らない人ならば特に問題はないと思いますが、原作既読組は
「武田観柳(香川照之)につく悪役(と言い切れませんが)が御庭番衆じゃない!?蒼紫様は出ないの!?」と思う筈。
原作では○○編と何話もあるストーリーのそれぞれの敵対役が、映画版では集まっているのですね。
違うやんかー!と思いながらも、しかしそれを上手く纏めているなぁという印象は受けました。
ただ、続編となったらどうするのか疑問。
色んなお話から悪役を寄せ集めているので、ここと決めたストーリーにあの時の悪役が出ていたら…と思うとどうするのかな、と。
御庭番衆でオリジナルストーリーとか?
それとも志々雄一派?
何にせよ、続編があるならば多分次も観に行くと思います。
楽しめましたから。
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