人生はビギナーズのレビュー・感想・評価
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初心者なんだ
どことなくウディアレンっぽい空気感。
マイク・ミルズの実体験に基づくストーリーはリアルでありながらどこか夢のよう。時系列がばらばらで見にくいといった意見もあるが比較的すっと入ってきた。
ただただ優しい気持ちになれる良作。
やり取りがとてもファニーで登場人物もみんな優しい。
終わりを恐れるよりも、心の形がすっと重なる瞬間を大切にしていければ大丈夫。1度目の人生、恐れずにただ踏み出せば良い。幸せになるなんて簡単な事なのだから。
両親の馴れ初め告白には涙が出そうになった。
アナや母がとても魅力的。
どこか悲観的なオリヴァー75歳にして新しい事に貪欲に挑戦する父親。人生はいつでもやり直せるのだ。
少しじれったかったけど、雰囲気には好きな映画でした
いい映画だったなとは思いつつも、主人公のじれったさに終始もどかしさを感じた作品でもありました。
メラニー・ロランと言う極上の美女を前にしながら、一体何してんだか・・・(苦笑)
でもまあ彼の幼少期から過ごしてきた過程を丁寧に見せられると、そうなるのも妙に納得ではあったのですが。
ただ丁寧なんだけど、その世界観に入り込んだらまた違う時系列へな展開が繰り返されたこともあって、もう一歩感情移入できずなところは多分にありましたかね。
雰囲気的には好きな映画だったんですけどね、見せ方に関しては若干微妙だなと思ってしまった作品でした。
しかし劇中のように父にゲイだとカミングアウトされたら、どう言う心境に陥るのでしょうかねぇ・・・。
私は別にゲイに対してそれほど偏見はないと思っていましたが、自分にこの映画のシチュエーションを当てはめて考えたら、ショックどころではないかもしれません。
カミングアウトした方はスッキリ人生を謳歌できそうですが、された方は主人公のようにじれったい男になってしまうのも無理はないのかも。
しかも母が死んでからそう言われたら、両親は愛し合っていなかったのか、そしてその子供の自分って・・・と落ち込むこと間違いなしでしょうしね。
ただ本来ならゲイの父の姿はあまり見たくないものですが、あのクリストファー・プラマーの満面の笑顔を見せられたら、嬉しいと言うか羨ましいとさえ思えそうで、モヤモヤした感情はある程度吹き飛びそう!
クリストファー・プラマーはアカデミー賞も納得の演技でした。
一度しかない人生ですもんね、やっぱり人生は謳歌しないと損だなと教えられた作品でした、でもなかなか出来ないのもまた人生なんですけど・・・。
しかし主人公を演じたユアン・マクレガーは、じれったいけど母性本能をくすぐるような役が本当によく似合いますね。
相手役のメラニー・ロランも、不思議ちゃん的極上の美人役が物凄く嵌っていたと思いました。
ただメラニーが演じたアナのバックボーンがあまり語られていなかった分、感情移入度は薄めでしたけど。
それと犬のアーサーもナイス助演、犬と人間のそれぞれ一方通行な会話の見せ方が何とも絶妙でしたね。
人生はいくつになっても始められる、やり直せる、時系列の見せ方に問題はありましたが、基本的にはいい映画でしたねぇ。
結構いい
邦題が変っていうことは置いておいて結構いい映画だった。こういうリラックスして観れる感じが良かった。
お父さんがゲイっていうことを知って、やっと子供のころの謎が解けたんじゃないだろうか。子供として両親が愛し合ってたか気になるのはよくわかる。少し自分と重ねて観てしまった。ちょっと変わったアナと出会ったオリヴァー。アナはオリヴァーのお母さんとなんとなく重なるところがあった。38歳になっても独身でほとんど結婚は諦めていたようなものだったオリヴァー。そこにアナが現れる。アナは少し変わってるし付き合いも簡単なものじゃなかった。オリヴァーは何度も思う悩むしアナも同じ。でも誰でも未経験で知らないことばっかりなんだと思う。
このアナ役の女優さん、グランドイリュージョンにも出ててすごく綺麗。グランドイリュージョンの時はもう少し英語がフランスよりだったような。
while I understand up to 150words.-I don't talk.
今日は、しっとりとした映画観ましたょ。
ユアン・マクレガー主演「人生はビギナーズ」。
38歳で独身のオリヴァー(ユアン・マクレガー)は、
母親が亡くたったあとで 父・ハル(クリストファー・プラマー)から
「私はゲイだ」と カムアウトされる。
それからのハルは、「ゲイクラブ」やパーティー、若い彼氏などをつくり、人生を謳歌していた。
ハルは末期ガンに冒され、余命わずかしかなかったが、とても前向きで、そのことにオリヴァーはとても戸惑った・・・。
母とは?
母とは愛し合っていたのか?
母のことや、人生のことや、色々なことを父と語り合った。
そうしていくうちに、父の苦悩や 父と母との関係など
父が悩みながら生きてきたことを知った。
しかし、父が亡くなり オリヴァーは またふさぎ込んでしまう・・・。
そんな時、友達がパーティーに誘ってくれ、父の忘れ形見の犬 アーサー(コスモ)を連れてパーティーへ向かった。
その会場で、チョッと不思議な女性 アナ(メラニー・ロラン)と出会う。
最初は、もう少し明るい感じの作品なのかなー?って思ってたけど、
明るいのはお父さんのハルやそれを囲むゲイ仲間で、
全体的に思い悩むシーンが多いように思った。
オリヴァーの回想シーンなどのほか、時系列がバラバラだけど
逆にそうすることによって オリヴァーの心の動きが表れているようで決して観にくくはなかったかな。
それと、最初にニコッとしてしまったのが、アーサー役のジャック・ラッセル・テリア「コスモ」ですね!
主人公が、とても可愛がっているんだけど お話(心で)するんです。
「while I understand up to 150words.-I don't talk.」って感じで。
なかなかの名演技です。
「次は何言うんだろ?」って、カナリ気になっちゃいましたw
続きは 実際にご覧になって確かめてくださいね。
とにかくユアンが素敵
ユアンマクレガーが魅力的すぎる。なんだ、あの寂しげで潤んだ瞳は。
こういうオシャレな雰囲気、嫌いな人もいると思うけど、
気づいたら目が離せなくなって、ユアンが涙ぐむところで ああ great greatだ、、って一緒に泣いてた。
もう一度観たくなって借りてしまうだろうなーかなりオススメです。
孤独
タイトルはチョーダサいけど、いい映画でした。とっても好き。
人は孤独だと、さみしい。
さみしくて、しょうがない。
だから、誰かを求めてしまう。
でも、
この映画みたいに、望んだことが現実になると、虚無感でいっぱいになるかもしれない。
ぬーん、がっかりパターン
タイトルも予告編も素敵だったので
結構期待していたのですが、
期待外れたパターンでした。
ただ、思ってたよりも
普通じゃない人たちのお話で
なんだか共感があまりできず
そのまま見終わってしまいました。
お父さんとの場面とかは素敵だったんだけどな。
私として惜しい!って思っちゃう
不完全燃焼な感じになりました。
皆、人生初心者
38になっても独り身で奥手なオリヴァーは、ある日、癌患者の父からゲイである事を告白され…。
見る前とは少々印象が違った。
もうちょっとコミカルな内容かと思ったら、意外と静かに淡々と進むし、時系列もバラバラ。
よくある笑って泣ける感動作を期待すると肩透かしを食らうかも?
メイン3人の演技は素晴らしい。
ユアン・マクレガーは、こういう繊細な役を演じると、本当に線が細そうな人物に見えてくるから面白い。
オリヴァーの38にしての初の恋のお相手、メラニー・ロランはやっぱり綺麗。
そして何と言っても、本作でオスカーを受賞したクリストファー・プラマー。軽妙で味わい深い名演は必見。
癌宣告を受けたにも関わらず、余生を謳歌する父。
なのに自分は、いい年なのに、人生を楽しめていない。
そんな父に感化されるオリヴァー。
恋をする。人生を再スタートさせる…。
不器用な生き方だけど、手探り手探り、人生を見出していく。
そうやって見つける幸せもある。
だって、皆、人生初心者=“beginners”なのだから。
ハートフルな感動作ではないが、しみじみとした人生讃歌。
素敵な映画だが‥
‥だが‥
◇映画経験値や偏差値は高め/だ‥
同じく‥
字幕も多く&早くて‥
展開も時系列をシャフルしてるので‥
◇劇場よりDVD向き/でなかろうか‥?
見るのに‥或る程度の資質が要るかも?
知らずに借りたら‥
アカデミーからんだ一作だった(・ω・)ノ
単純明快/ザ・ハリウッド!的なのが好きな‥俺好みの映画では無い‥。
‥無いが‥↓
素敵な一作!
♪Eマクレガーは‥ホントに素敵な俳優サンで‥
♪Mロランはホントに素敵な女優サンだ!
☆評は‥
DVD100円水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒④★★★★★
モ、1回見たい度⇒③☆☆☆
オススメ度⇒②〜④♪♪♪♪?
デートで見る度⇒③◎◎◎
観る相方o(^o^)o】どちらかと言えば‥女子向きか?
観た後のお店】パシフィックキュイジヌ?カルフォルニア的なダイニングへ‥。
観た後の飲み物】白ワイン飲みたくなった(o^-')b
〜〜〜〜〜
◆事前の予習検索ワード◆
ミルク議員/アメリカ社会における同性愛者考察/フレンチ・ユダヤ等のマイノリティ考察
↑予備知識が無いと‥ぽかんとしちゃうかもよ?
伯爵・・【準品質保証作品】に認定(*^^)v
自然な呼吸でみせてくれました
映像も好き、音楽も好き。いい感じにこじんまりした、いい作品でした。
子どもにカミングアウトされたら…は想像しないでもないが、さすがに親からっていうのはノーマーク、察するに余りあります。
ユアン・マクレガー演じる主人公オリバー、繊細でシャイで地味な方向にちょっとズレてて、応援せずにはいられませんでした。父親の若い彼氏から繰り返される問いに真摯に答えるのが印象的でした。
「それは、僕がゲイだから?」。一緒に思いをめぐらせました。
ちょっとした変人ばかりだけれど、しっかり描かれ一貫していて気持ち良かったです。
キャスティングがぴったりで、名優達が自然な呼吸でみせてくれました。
それにワンちゃんが名演技!売れっ子くんなんですってね、モサモサが可愛らしいです。
わんこザムービー
物語運びが非常にユニークですね。
話の冒頭でイキナリ父が「ゲイ」と明かすところも中々イキだなー、と。
主人公オリバー(マクレガー)のモノローグで様々な年代の時系列を目まぐるしく移行し2003年の舞台・現在と対比させ、その時々に父がゲイであった事実の「ああそう云えばあの時」感と、母は一見奔放でありながら心に何か得体の知れないモノを抱えていたことを示唆し、現在から数年前の父のゲイカミングからの闘病生活模様を挟みつつ、一人の女優アナ(メラニー・ロラン)と奇妙な出会いを果たし恋に落ち、そこから僕らはどうなっていくんだろう、という、まあ複雑に見せて話は単純で、見せ方、控え目なユーモア感、軽いコメディ要素、別にマイノリティーに偏見を持ってるつもりはないのに、しきりに父のパートナーから「偏見を捨ててくれ」的に云われる感じとか、何だろう、そういう語り口が全部心地よく楽しかったです。
映画を包む雰囲気が兎に角優しいんですよね。
それで、まあそれは置いといて。
自分が一番言いたいのはそこじゃないんですよ。
犬なんですよ、この映画は。
犬!犬が可愛い!
親父からの唯一の忘れ形見、アーサー君!
オリバーの後ろをチョコチョコ付いて回るし、字幕で語りかけて主人公の話し相手になって上げたり、家に置いてかれると悲しげに鳴くし。
もう!「もう何だこの愛らさは!」と!
「何だこの傍に置いときたい感は!」と!
あんなキョトンとした顔されて話しかけられたら一日中でも語り合いたいぐらい!
オリバーだけじゃなく、一旦仲良しになったらアナの後ろ付いて歩くし、ゲイ役のゴラン・ビシュニックにべったり懐いたり。嗚呼!俺にも懐いて欲しい!
自分犬飼ったことないんですけどね、ジャック・ラッセル・テリアって云うんです?飼いたくなりましたよ本当!
この忠犬名犬迷犬アーサー君のお陰で、主人公オリバーの深い喪失感がどれだけ中和されたことだろうか、という。
たぶん、この映画の7割8割方はアーサー君がイイトコ持ってっちゃってます。
マクレガーもメラニーもクリストファー・プラマーもお株取られちゃってます。
いやー、とても良い犬映画でした。
ライオンかキリン 選ぶならどっちかな?
この映画作品のストーリー展開は、やや「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」の編集に類似している。
3カ月前に父親をガンで亡くした一人息子のオリヴァーの喪失感の色濃い日々の日常描写の物語だ。オリヴァーは元々内向的性格の強いデザイナーであるため、親を亡くして彼が現在一人でいる事を心配した、友人たちが無理矢理、彼を仮装パーティーに誘い出すところから映画は始まる。そしてパーティーで女優志願のアナに出会い、オリヴァーは彼女と友達以上恋人未満の関係を次第に築く事になる。彼の現在の生活と、父と暮したここ数年間の生活と、オリヴァーの少年時代の生活が交互に描かれているため、現在と回想シーンそして、回想の回想シーンと物語が展開する事が有るために、私は観ていてオリヴァーの気持ちに感情移入が出来たと思うといきなり過去へ戻されたり、現在に突然引き戻されたりとやや落ち着きが無い印象を受けた。しかし正直観ていて気持ちが、1つに連なって行かずに残念でもあるが、それこそが、観客に見せる現在のオリヴァーの不安な心情を伝える為の最上の方法なのかも知れない。
家族とは、身近な存在であるために勝手にお互い簡単に理解し合えると錯覚をしたり、或いは身近な存在であり過ぎて、一緒に暮していても、意識的に心の内を伝えようと試みない為に、案外お互いに深い部分で理解出来ないでいると言う事があると言う、世界中の人間に共通する普遍のテーマでもあるのかも知れない。その意味でもの映画はこの脚本展開と編集が最もこのオリヴァーの不安定さを描き出す上で最高の演出方法だったのかも知れないとさえ、この映画を観て考えていた。
編集や、演出もさることながら、キャストもこの作品は素晴らしい!クリストファー・プラマーはこの作品で見事にアカデミー助演男優賞を獲得したのも頷けたし、オリヴァーの繊細さを演じるユアン・マクレガーの喪失感溢れる目の演技、表情が素晴らしいのだ!!
彼は「トレインスポッティング」から「ムーラン・ルージュ」「天使と悪魔」「フィリップきみを愛してる!」など役柄も皆違う、悪役キャラからをナイーヴな役も演じているし、そして私の好きな「スターウォーズ」や「ゴースト・ライター」と大大大好きな作品に多数出演しているので、観客であるこちらも、昔も今もとっても目が離せないでいる注目の役者さんであるのだ。そして犬のアーサー君の大活躍もとってもキュート!!
さてこの映画のタイトル「ビギナーズ」の言う意味するところは、未来とは常に誰にとっても未知の世界で、新しい人生を歩む事が出来る可能性の扉が開かれていて、自分の人生を切り開いてゆく事に年齢は関係無く、例え75歳の高齢になってからでもビギナーとして新しい自分との出会いの人生が、その気にさえなれば、何時からでも始められると言う、素晴らしい勇気をこの作品は提供してくれる。人間何歳になっても親が存命でいてくれる事ほど有り難い事はない。たとえ自分が60代になろうとも親が生きて存在していてくれる事は心強いものだ。そして愛する人を亡くしたら、またその後は違った人生をスタートさせるのだ!さてあなたは、ライオンとキリンと人生の出会いでどちらを求めて生きるのだろうか?地味であるが、明日に希望が持てる、元気が貰える素晴らしい秀作であった。
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