「地元の仲間に救われた主人公」終わりで始まりの4日間 はむちん2さんの映画レビュー(感想・評価)
地元の仲間に救われた主人公
母が亡くなり実家に戻ってきた主人公だが、それ以前に元々無気力な感じで、何となくダラダラと俳優業をしている。地元の仲間とマリファナか何かやりながら乱交状態・・・ゆったりとした音楽が流れながらボーッとした感じで、観てる自分もボーッとしていた。
無気力すぎ。
「(病院の)薬は最後の手段として有効だが、何らかのセラピーを受けない限り、君の不安はいつか現れるはずさ」
--- セラピーかぁ...自力ってのは難しいのでしょうか。あとは何かきっかけがあれば改善されるかも。そんなこと考えてた。この映画ではそれが恋愛。
ジャケ裏解説によるとナタリー・ポートマンは休業後、最初に選んだ映画がこれで、脚本に惚れ込んだそうです。もっと見所あるはずだ、そう思いながら続けて鑑賞した。
うーん・・・明るい女性が暗い男性を元気にさせるってところですかね。母性が強いのか一目惚れなのか全くわかりませんし、何かやたらと話しかけてくるN.ポートマン。「何だ、この人?」普通ならそう思っちゃいそう。出会い方が非現実的すぎる。
そして皆んな仲がいい。内気な主人公でも少しずつ心開いて溶け込んでいくのは人間関係の理想ではある。自分なんか相性いい人がたまたま集まっただけ、運がいい、そんなふうに思ってしまった。現実は嫌味言う人が居たり、気が合わない人が居たりするもんだから「有り得ない世界 = 映画ならではの話し」と思いましたね。悲しい観方だけど。。。
全体像としては、小さい頃、母親に大きな怪我をさせてしまった主人公の苦しみを、4日間で埋める流れ。SF映画にありそうなタイトルだけど、もちろんそんな展開ではなくヒューマン系の映画。メリハリやハラハラドキドキはなく、解決するため奮起するような場面も感じなかった。
あくまで心の動きを優しく描いた映画だと思う。
(追記)
某ショッピングサイトのレビューを見ると高評価が多いけど、宣伝チックで信憑性が低く感じたので、ヤフー検索などを参考にしてから鑑賞しました。