劇場公開日 2012年1月21日

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「私ローワン・アトキンソンは、ジョニー・イングリッシュこそ引退します!」ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5私ローワン・アトキンソンは、ジョニー・イングリッシュこそ引退します!

2012年12月22日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

ローワン・アトキンソン演じる迷スパイ、ジョニー・イングリッシュの活躍…いや、珍騒動を描いたコメディ第2弾。
とてもジェームズ・ボンドと同じ英国諜報員とは思えないヘッポコ振りは、それこそ50を過ぎたいい大人が子供じみた真似をしている。

一応ストーリーは…
英中首脳会談で中国首相暗殺の情報が。
以前の任務の大失態で飛ばされていたジョニー・イングリッシュが呼び戻され、情報収集と暗殺計画を阻止する。
何でヘッポコスパイがこんな大任務を?…と思うが、そこは裏が有り。ハメられたジョニー・イングリッシュが意地を見せる。
ストーリーは漫画みたいなものだが、007のパロディとローワン・アトキンソンのコメディ演技でそこそこ笑わせる。そして笑撃のラスト!

でもやっぱり、ローワン・アトキンソンはMr.ビーンを演じてこそ面白い。
言葉を話さず表情と仕草で笑わせるMr.ビーンは現代のチャップリンとも例えられ、英国紳士のイメージを笑い飛ばす。
ところがジョニー・イングリッシュはただあたふたするだけで本当に子供じみた真似。魅力半減。(笑えるのは笑えるが)

ローワン・アトキンソンはMr.ビーン引退宣言をしたが、それより先にジョニー・イングリッシュ引退宣言をした方が良かったのかもしれない。

近大