劇場公開日 2012年4月13日

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「ダメ男の成長記、『トップ◯ン』ぶりだな」バトルシップ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ダメ男の成長記、『トップ◯ン』ぶりだな

2012年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

『ジョン・カーター』の撮影終わって 火星から駆けつけた テイラー・キッチュのプロモ作品。 「『トップ◯ン(1986)』のトム・クルーズと同じ位置付けじゃないか!」と懐かしくなりました。 ただ、キャラが弱いですね。。。「こんなヤツが米海軍の将校になれるなんて 世も末だね・・」と真に受けてしまった私。 もしかして そこも監督の狙いだったのか(そうだとしたらかなり計算されてます(笑)

ストーリーよりも演出よりも、まず 出演者をそろえた感じ。 言わずと知れた主演のテイラー・キッチュ、小っちゃ。。。 『ジョン・カーター』の時は大柄に見えたのに、軍服着て ヘアカットしたらこんなにタイトになっちゃって。。。 演技も存在も、船に埋もれてしまった。。。
テイラーが小っちゃく見えたのは 総司令官を演じたリーアム・ニーソンがデカいから。 神様ですからね(他の作品ですけど)。 出演シーンはほんのちょっぴりなのに 存在感を残して、エンディングの方は“リーアムの肩”しか見えませんでしたよ、笑。
テイラーの兄役に アレクサンダー・スカルスガルド。 彼もデカい。 だから早めに…なんですね(ちがうと思うけど、笑)。 ちょっと前に『Straw Dogs(2011)』(レビュー書いてます)という作品に出演していましたが、静かな演技が上手い 彼。 今回は テイラーの捨て駒扱いで可哀想でしたけど、爆破シーンのブレ顔は 観客の印象に残ったと思います。 お父さん(実父)は『アベンジャーズ(2012)』や『ドラゴン・タトゥーの女(2011)』で活躍中。
その他、映画デビューの歌手・リアーナ(個人的には 高評価してます)、浅野忠信さん(ちょっと 英語が聞き取りにくいなぁ、でも『マイティー・ソー(2011)』の時よりは 存在アピールできてましたね)。 ブルックリン・デッカー(誰でも良かったポジション・セクシー・ボディ抜擢、『ウソツキは結婚のはじまり(2011)』)など。

(軍艦好きにはたまらん) マニアック作品・“立ち直れ・やればできるじゃないか”『トップ〇ン(1986)』ストーリーで、大々的に宣伝したけれど 当たって砕けちゃった感じ。 ちょこちょことギャグを交えたセリフや演技は ある意味作品を軽くしてしまった気がします。 地球を救うなら、『アベンジャーズ(2012)』みたいに もっと真剣に取り組んでほしい。
とりあえず海の安全を確保した3.0評価、内0.5は“ベテラン(Veterans)”の皆さんへ捧げます。

P.S. ちょっと待たせすぎの“エンドロールのあれ”は、笑えました。

Blue